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異なる物語との休日〜クロスクエスト〜
休日の@
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!」
「ぇぇえぇ!? 何でそうなるのさ! 何か勘違いしてるって!」
「問答無用!!」
 
 鬼の形相で叫ぶシュウの肩に、いつの間にやら髑髏型の肩鎧(ショルダー・アーマー)が出現する。そこから射出された真紅に輝く短剣(ダガー)抜きはらい、彼はキリトへと斬りかかった。

 さすがにあわてたのか両手をわたわたと振って、キリトが必死に弁明した。

「うわぁぁぁっ! 待て、待てって! アスナはアスカと付き合ってるんだろ!? 俺は関係ないよ! 確かに友達だけど!」
「……Why……?」

 しゅぅぅぅぅ、と音を立てて、煙が沈黙する。シュウの肩当ても消滅し、さっきまでの従業員(ホテルスタッフ)姿に戻った。

「ちょっと待てお前……そりゃぁどういう……? つまりあれか? お前は俺が知っているキリトじゃなくて、そのー……あれだ、《パラレルワールド》ってやつのキリトってことか?」
「あー……まぁ、多分、そうなる。そう言うのはミヤビの方が詳しいけど」

 ちらり、と隣の金髪少女を伺うキリト。ミステリアスな雰囲気といい、彼女ももしかしたら並行世界の運営自体と関係を持っている存在なのかもしれないな――――などとぼんやりと考えていた清文は、そんな事よりももっと重要な事象を見ていたことを思い出して咄嗟に叫んだ。

「ちょっと待ってくれ! シュウさん、だっけ? さっきのあの武器……どうやって出したんだ……?」
「おう? ああ、《ルシフェル》のことか? えーっと……ってちょっと待て。何で出せたんだ俺? ここSAOじゃねぇんだぞ?」

 ――――どうやら本人にも分からなかったらしい。

 此処は現実世界だ。仮想世界で使えた武器や技能がフィードバックしてきているというなら、なんとなくだが問題になる気がする。唯でさえ清文は《白亜宮》事件以降、《自在式》制御に気を配らなくてはいけないのに、SAO時代のステータスに今更合わせるなどとは少々難しい……いや、ALOで毎日やっているのだから大丈夫か……? 等々と悶々としていると。

「……和人。ここ、世界の改変が(入ってる)
「え、本当か……?」

 ミヤビと呼ばれた少女が答えらしきものを出した。彼女はキリトの問いに頷くと、  

「本当。空間が侵食されてる。《自我結界》じゃないと思うんだけど……」
「そうか……なぁ、あんたら心あたりは?」

 ふいっ、と、キリトがこちらを向いてくる。どうやら清文と琥珀に問うているようだ。

「うーん……ある、と言えばあるけど……あ……いや……あるわ。大ありだ」

 清文の思考の中で、奇妙な既知感の正体が判明した。

 ○○であって××でない。矛盾しつつも完成しており、なおかつ捉えられないままでそれを一面に取り込んでいる世界。それとよく
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