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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico3歴史は繰り返さなくてもいいのにな
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『あんた達、目立ち過ぎ。こっちまで恥ずかしいやつ入りしちゃうじゃない。少しは自重しなさい』

『にゃはは。シャルちゃんらしいって言えばらしいけど・・・』

『体育館だから大きな話し声は出ないけど、1組でもすでに話題騒然だよ』

『というか、恥ずかしいから少し他人のフリしていい?』

アリサにフェイト、なのはと続き、締めはアリシア。アリサの呆れには同調したいな。で、アリシアにだが、『大丈夫だ、アリシア。君もどちらかと言えばシャル側だ』と返しておく。シャルとアリシア、共に変人クラスだからな。被害に遭う俺が言うんだ、間違いない。

『ひっどぉ〜い! わたし、シャルほど恥ずかしい存在じゃないよ!』

『待てぇ〜い! わたしだって恥ずかしくないわい! あと、恥ずかしいって言われたの、わたしだけじゃなくてルシルもだからね!』

『はあ!? 俺を君ら側にしないでくれ』

納得できない。俺はまともだ。シャルとアリシアほどぶっ飛んだ性格でもなければ人格でもない。だからそう反論したんだが、『いやだから、さっきので恥ずかしいカテゴリ入りしたんだってば!』アリシアからはそう言われ、『こうなったら一緒に逝こう、ルシル』シャルからは道連れ発言が。

『道連れで逝くならアリシアで頼む。俺を巻き込むな』

『ちょっ、やめてよルシル! 恥ずかしいのはシャルだけで十分じゃん!』

『そうだな、もうそれでいい』

『うわっ、ひっど! いいもん、いいも〜ん。ふ〜んだ!』

シャルが拗ね始めたところで話題を切り替える。帰りのことだ。

『はやて、ルシル。シャルから聞いたでしょうけど、今日はバスで帰るわよ』

『ホームルームが終わったら、シャルちゃん達を迎えに行くね』

『うん。もし、こっちのクラスの方が先に終わるようやったら、わたしらが迎えに行くな♪』

なのは達と改めて帰りの約束を交わして、次は俺たち2組の退場だ。矢川先生が俺たちのところへと駆け寄って来て、「それじゃあ、みんなと一緒にクラスへ戻ろうか」とウィンク。

「はい。判りました。ルシル君、シャルちゃん」

「うん。友達も早速できたので、その子たちと一緒に戻ります♪」

はやてに続き、シャルが亮介たちへと一度視線を向けてからそう告げた。すると「大丈夫ですわ、先生。3人はすでにわたくし達2組の仲間ですから。ですわよね?」いつの間にか来ていた咲耶が自信満々にクラスメートにそう言うと、「うんっ!」2組全員が頷き返した。

「それでこそ2組ね♪ それじゃあ木花さん、それに五十鈴さん。クラスのみんなを教室までよろしくね」

「承りましたわ」「はいっ」

クラスメートの人垣からにゅっと出て来た依姫が、咲耶と同時に応える。矢川先生は他に教員と話があるのか
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