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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico3歴史は繰り返さなくてもいいのにな
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まずは最後列の女子の隣へと先にシャルを座らせ、俺ははやてを横抱きに抱え上げて車椅子から降ろして、はやてと一緒に最後列に座った。
「ちょっとぶり。さっきのお前たち、かなり面白かったぞ」
「初日から有名人だよ、八神さん、フライハイトさん、セインテスト君」
最後列1つ前に座る武塔亮介と真神護がそう言って笑った。そして最後列に1人座っていた少女が「お姫様抱っこ、憧れるなぁ〜♪ 私もいつか、お姫様抱っことかしてほしいかも」俺とはやてを羨ましそう見ながらそう言った。
「あ、私、八重
刀梅
(
とうめ
)
。亮介君から聞いてたけど、本当に綺麗だし可愛いね、3人とも♪」
藍色のロングヘアで、シュシュで一纏めにした後ろ髪を肩前に出している少女、八重刀梅。かつてはこの子の存在が、俺とシャルと亮介・・・3人の関係を繋げたんだったな。懐かしい。八重だけじゃない。よく見れば、クラスメートの大半が見覚えのある顔をしている。なんかもう、この時点で懐かしさを抱くより頭と胃が痛くなってきた。
「可愛いって褒めてくれてありがとうー♪ わたし、イリス・ド・シャルロッテ・フライハイト。シャルって呼んでね♪」
「お、おおきにありがとう。わたし、八神はやていいます。はやてって名前で呼んでもらえると嬉しいな」
「俺は、ルシリオン・セインテストだ。俺も、ルシル、って気軽に呼んでくれ。で、綺麗っていう褒め言葉なら受け取るけど、可愛いっていう褒め言葉は一応、タブーだからそのつもりでお願いするよ」
自己紹介の後、可愛いはタブー、コレ重要、と示すために人差し指1本立てて告げる。
「あ、うん、判ったよ。ルシル君に可愛いはダメ、っと。で、シャルちゃんにはやてちゃん。私も、刀梅って気軽に呼んでいいよ」
「じゃあ、おれのことも、亮介って呼んでくれ」
「あ、僕も。護って呼んでいいから」
「亮介君と・・・」
「護君やね」
最後列付近にだけにフライング気味の自己紹介。そのまま話しこむ前に教員が話し始めたから中断。それから教員の話の間を黙って聴き、シャルにとっては初めてで、はやてにとっては久しぶり、俺にとっては懐かしい、学校の始業式は終わった。そして第1学年から退場し始めたんだが・・・
「やーん、可愛い?」
1・2年生が退場時にシャルに手を振ってから出て行くじゃないか。シャルも笑顔を振り撒きながら手を振り返している。あ〜あ、完全に前世シャルロッテになりつつあるよ、イリスの奴。そして俺たち第4学年の退場となる。まずはなのは達の1組が出て行く。
『あはは、すっかり小さな子たちの人気者になっちゃったね、シャルちゃん』
そんな中で、すずかからの念話が入る。1組の列へと視線を移すと、なのは達が俺たちの方へと振り向いて笑みを浮かべていた
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