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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico3歴史は繰り返さなくてもいいのにな
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が待っていて、登校し始めていた生徒たちから奇異の視線を向けられていた。と、そんな中で「ルシル!」シャルが大声で俺を呼ぶものだから、周囲に居た他の生徒から一斉に視線を受けることに。
「うわぁ、あの子もキレー♪」
「可愛い?」
「男子の制服着てる・・・?」
「えっ、男子!?」
「女子だろ?」
「だって男子の制服着てるし・・・」
俺が学校に通う度に言われたワードがぞろぞろと出て来るじゃないか。とにかく「大声で呼ぶな、馬鹿」シャルの頭をコツンと軽く小突く。合流したはやてとシャルと一緒に職員室へ。その最中、矢川先生の作品、廊下は走らない、と半紙に掛かれた注意書きを発見。相変わらず美しい字だった。
そうして俺たちは職員室で始業式が始まるまで、他の教員と自己紹介などしながら待機。それと、編入生はどうやら俺たちだけじゃないようだ。第4学年では俺たちだけだが、他の学年に5人ほどが新たに編入するようだ。
「――時間ね。八神さん、フライハイトさん、セインテスト君。行こうか」
「「「はい!」」」
8時40分過ぎ。俺たちは矢川先生に、他の編入生はまた別の教員に案内されて体育館へ向かうことに。職員室を出、まずは接続塔へ。そこから昇降口を通過して、体育館と昇降口を隔てるスチール製の左右に開くスライドドアの前へ。スライドドアを開けて体育館へと入る。体育館はかなり広く、一番奥にはステージがある。屋根はアーチ状だ。一般的な学校の体育館と同じだな。
「あそこのステージに上がって、紹介されるんやなぁ。なんや緊張する」
「でも本局での強制カラオケよりはマシでしょ」
「あはは、そうやなぁ」
体育館の端を通ってステージ両側にある舞台裏への扉に入る。曲線スロープを上がってステージ脇へ。そこには俺たち編入生が座って待つ椅子が7脚とあった。それぞれ椅子に座って、出番が回って来るまで待つ。はやては車椅子のままだな。
そして徐々に体育館に生徒が入って来て騒々しくなってきた。緊張からか(いや、おそらく興奮して)そわそわしだすシャルが、何を思ったのか椅子から立ち上って「おい、どこへ行く」舞台裏からステージへ向かおうとしたから声を掛ける。
「え? なのは達も来てるかなぁ〜、って思ってさ」
「来ていて当たり前だろ。ほら、やめろ。小さい子たちが真似したらどうする」
編入生の中でおそらく2番目の上級生となる俺たち(身長から言って、第4学年以上の少女が1人いる)の行動を、下級生の子たちが真似したらどうする。だというのに「まあまあ」と含み笑いしながら床に伏せ、閉ざされたカーテンの真下から向こう側を覗き込んだ。
「あ、なのは達をはっけ〜ん♪」
『ちょっとルシル! シャルを止めなさいよ! 結構目立ってるわよ、シャルの
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