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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico3歴史は繰り返さなくてもいいのにな
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ラショートヘアを有し、顔立ちは少女のものだから、初見は性別を間違えそうだ。そこのところは俺と同じ辛さを持っているかと思う。うん、ここでも仲良くなろう。

(そう言えば、シャル・・・というよりはイリスの様子は・・・?)

前世(シャル)の人格が覚醒したことで、シャルの記憶がフラッシュバックしなくなったということだったが。咲耶たちの自己紹介を聞きながらシャルを横目で見ると、泣くことも泣き顔を浮かべることもなかったが、懐かしげな表情は浮かべていた。

「は、はじめまして。わたし、八神はやて、いいます!」

「俺は、ルシリオン・セインテストだ。よろしく頼むよ」

はやてに続いて俺も自己紹介返し。そしてシャルが胸に右手を添えて深呼吸を1回し、「イリス・ド・シャルロッテ・フライハイトです。はやて、ルシル共々よろしくお願いします♪」そう満面の笑顔を浮かべて自己紹介。

「それじゃあ、八神さん、フライハイトさん、セインテスト君はもう一度、職員室にまでお願い出来る?」

矢川先生の話によれば、なんとこの後に行われる体育館での始業式で、編入生(おれたち)をステージ上から初等部生徒のみんなへ紹介するとのこと。ま、俺は経験上そういうのには慣れているから問題ないが。はやてとシャルは・・・うん、2人も問題ないか。俺のバースデーパーティの時にカラオケをやらせたし。
とまぁ、そういうわけで俺たちは再び職員室へ向かうことに。正直、教室案内は始業式の後、矢川先生と一緒で良かったんじゃないか、って思うんだが・・・。まあいい。咲耶たちと別れ、再び廊下を進む。

「ねえねえ、はやて。次は、わたしが付き添いとして一緒にエレベーターに乗っていいかな?」

「え、うん、ええよ。じゃあ、ルシル君は、矢川先生と一緒な」

俺の押す車椅子に座るはやてがそう言って俺へと振り返る。俺としては断る理由もないため「判った。シャル、はやてのこと、任せるぞ」と、俺の右隣を歩くシャルに車椅子のグリップを預ける。シャルはグリップを握ると、「よぉーし、エレベーターにゴー♪」駆けだした。

「フライハイトさーん、廊下を走ったらダメよ〜!」

速度調整ミスを犯して高速ダッシュをかますシャル。矢川先生の注意も空しく、シャルは速度を落とすより早くエレベーター前に到着して、エレベーターに乗った。矢川先生が「はぁ。陸上部に誘ってみようかなぁ・・・」と、シャルのダッシュ力に感嘆しながら「行こうっか、セインテスト君」歩き出した。

「(矢川枝姫(えひめ)。かつての契約だと、書道部部長の3年生だったんだが。ここでは教員なんだなぁ。・・どれ)先生って、書道とかやっていました?」

「え? ええ、小・中・高と書道部だったけど、どうしてそれを・・・、って、ああ、そっか。職員室前の壁に貼られ
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