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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico3歴史は繰り返さなくてもいいのにな
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†††Sideルシリオン†††

ただでさえシャルやアリス、テルミナスの転生体が現れて驚いているというのに、さらには以前の契約で共に過ごした親友たちの転生体と出逢うことになるとは。驚きを通り越して感動すら覚える。まぁ、彼らの魂は地球の“界律”を巡っているのだから、次元を越えて出会うこともあるだろうが。

「――ですが改めて。4年2組の委員長、木花 咲耶ですわ」

茶色のロングヘアを螺旋状の巻き髪にして、さらにポニーテールにした少女、木花咲耶。かつての契約では、彼女は同学年の風紀委員長で、生徒会長のシャルとは犬猿の仲だった。今回はどうやらアリサと犬猿の仲のようだが。

「・・・私? 私もこのクラスの委員長で、五十鈴 依姫(よりひめ)。困ったことがあったら遠慮なく言って」

五十鈴依姫。艶やかな黒髪を腰まで伸ばした少女。かつての契約では、俺と同じ生徒会副会長で、1つ年上の先輩だったが。今回は同い年なんだな。この依姫先輩(じゃなかった。先輩って付けそうになるな、気を付けよう)も身体最強系なんだろうか・・・? かつての彼女は強かったもんな〜。結局、高校生活の中で、一度も格闘戦じゃ勝てなかった。

「次はわたしよね? 比佐津(ひさつ) 天音(あまね)。よろしく♪」

比佐津天音。フェイトやアリシア、アリサと同じように綺麗な金色の髪で、ボブカットヘア。コーヒーブラウンの若干釣り目。生徒会会計の片割れで、高校2年になっても身長が150cm届かなかったことから、ロリアンヌ、なんていうニックネームを付けられていたな。今は歳相応の身長だが、将来はやはり低身長なんだろうか。

「ぼくは、比佐津天守(あまもり)。見た目と名前で解ると思うけど、天音(コレ)の双子の弟」

比佐津天守。天音と同じ、会計の任に就いていた。天音の双子の弟で、髪色に瞳の色はもちろん同じで、髪型は男らしさを示す為か少し逆立たせている。

「これとか言うな。殴るぞ? 依姫が」

そして、かつてと同じような台詞を吐く天音に、俺は吹き出しそうになった。あの子は、アイツと口喧嘩するたびに他力本願・・・依姫の腕力に頼ってばっかりだったからなぁ。

「おれは、武塔亮介」

武藤亮介。赤い髪は肩に掛かるセミロングで、うなじ付近でヘアゴムを使って縛っている。かつては俺の悪友であり、親友でもあり、生徒会の仲間――書記だった。亮介が生徒会に入る以前、俺はアイツから、とある問題で一方的に喧嘩を売られていた。紆余曲折を経て仲が良くなり、一緒に生徒会役員として最後まで友として過ごした。

「えっと、僕は・・・真神(まがみ) (まもる)っていいます。よろしくです」

真神護。生徒会最後の役員――書記として、シャルロッテ生徒会へ最後に任命された男子生徒。栗色のサラサ
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