本編
第三話 人生の墓場
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彼女と結婚した場合、クリッツェルが自分の栄達のために娘を売ったといわれるかもしれん。やめた方がいいだろう。それと頼みたいことがあるのだが」
「なるほど、確かにそうなる可能性はありますな。で、頼みたいこととは?」
「彼女は料理が苦手でね、これからのためにも彼女に料理を教えてやってほしいのだが」
「わかりました。腕利きの料理長に頼んでおきましょう」
「頼む」
「では、失礼させていただきます」
ガチャリ
なんかしょぼーんとしてたな。それにしても結婚?人生の墓場である結婚?だれがするかよ。結婚するなら死んだ方がましだ。
そうだ、副官のスーンスルーズ・カリンターに押し付けよう。彼女は確かあいつみたいな性格のやつが好みだって言ってたしな。うん、そうしよう、これで俺の独身生活は守られる!
ふふ・・・ふはっ!ふははははははははっっ!!
この後秘書からうるさいと説教をされ、哀れな姿となった大統領を見たものを少なくなかったという。
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