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IS レギオン
第17話
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全区域に避難。繰り返す、乗員は速やかに安全区域に避難せよ]

と艦内にアナウンスと警告灯が響き、乗員は速やかに安全区域に向けて駆け足で集まった。
 それと同時隔壁が次々と降ろされロックされていった。

 それは、『白鯨』上甲板にも変化を促していった。それは、広大な甲板の中央部が前後左右に重ね合わせる様に展開していった。そしてその展開された広大な空間からエレベータ方式に『巨大な箱の様な物』がせり上がってきた。
そして、その『巨大な箱の様な物』が左右に割けていき、その中から巨大な砲塔が現れ、その砲塔から短砲身がせり出てきて、砲塔と砲身の接続用の固定装置により完全に固定され、砲身が、目標である弾道弾500発の予定進行方向に砲身をあげた。

 大特級機密兵器 仮称『D・H砲』
 防衛省と科学技術省が合同開発された兵器。プラズマ・エネルギーの原理を応用して開発した、マイクロブラックホール生成機。物理学者・吉沢佳乃が設計した。超マイクロ加速器で人工ブラックホールを生成し、目標物の完全消滅をはかる。起動からブラックホール弾発射まで5分を要し、使用後1時間の冷却を要するため連続使用はできない。ただし、一撃の威力は半端でなく、地表では半径5キロ四方を完全に吸収、消滅する。また、『霧の艦隊』のおかげで最低20年開発が遅れる。とされるが、『霧の艦隊』の技術供与のおかげで、わずか1年半で開発と配備が進んだ。但し、コスト面と小型化には未だに問題を残す。

  「『D・H砲』準備完了。現在射撃用高性能レーダーと連動開始。残り後150秒後に射撃可能です」
「了解した」
とCIC内でレーダー管制員と火器管制員のやり取りが行われている一方で、『白鯨』の一番付近にいたレパルス以下3隻では、
「すごいな、何処の所属だろうか?」
と『レパルス』の艦橋内の艦長席に座っているマクレーンが隣に立っていたレパルスに聞くと、
「はい。日本国籍の軍艦の1隻ですが、最新版のジェーン海軍年鑑((Jane's Fighting Ships)は、英国の出版社Jane's Information Groupによって出版されている年鑑。世界各国の海軍に所属する戦闘艦、支援艦に関する規格、武装、シルエット、写真などが収録される。)に記録されていませんが、どうしますか。日本政府機関にハッキングをしますか?」
「いや、やめておこう。それと、この映像は、記録しない方針で頼むよ。日本とは、良い関係のままで居たいからね」
と笑顔でレパルスに話しかけていると、ふと思ったのかマクレーンがレパルスに再度聞いてみた。
「そうだ、先程の高エネルギー反応。あれって『超重力砲』の光線波だよね」
「はい。ご主人様あの『超重力砲』のエネルギー波長は、『ヒュウガ』の物ですが、風の噂だと、どうもそのメンタルコア人格
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