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IS レギオン
第17話
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のまま飛翔中。Pipipi 付近に『霧の艦隊』所属 ヴァンパイア、レパルス、マヤ の所属コード受信。通信あり『すぐにお助けするよー。待っててね』との通信をマヤから受信しました。艦長」
「了解した。ヴァンパイア、レパルス、マヤに通信を送れ『感謝ス』」

 此処で日本国極秘独立艦隊所属『白鯨』と『霧の艦隊』との共同作戦が開始された。

  さて、時間と場所を少しだけ戻して、

 ハワイ諸島 オアフ島

 今ハワイ州全島に緊急避難警報が鳴り響いていた。その警報を聞いた現地住民やリムパック関係者、各国駐在人などが我先に避難を開始しパニックが起きたが、何とかほぼ全員が各地の避難シェルターや地下街などに収容された。しかしその中には、オルコット家の名は入っていなかったなぜなら、

 「旦那様すぐにでも避難されてください。ここは危険です!」
とレパルスがマクレーンに語りかけたが、マクレーンは、
「なあに心配ご無用だ。それにオルコット家の頭首が逃げ腰だと恰好が付かないし、何かあれば、君たちを信用しているよ」
と笑みを浮かべながら答えた。すると、レパルスは諦めた様に、ため息をつき、
「分かりました。ならセシリア様だけは避難されてください、マヤ頼みましたよ」
とセシリアの専属メイドであるマヤを呼んだが、セシリアが、
「嫌ですわ。私もオルコット家の一員です。お父様と一緒ですわ」
と頑なに拒否した。それを聞いたレパルスは、
「はあ、この親子は、本当に呆れるほど似た者同士なんですね。解りました。なら、セシリア様は、マヤと一緒に行動してください。では、行きましょう」
とマクレーンの手前を案内するかの様に歩いて行った。その後を、マクレーン、セシリア、マヤと続いた。

 しばらく歩くと、今は誰もいない海岸に着いた。そして、レパルス、マヤが前に並んで立った。

 「では行きますよ。マヤ」
「了〜解。カーニバルだよ」
とレパルスは毅然とマヤは、楽しげに大声を上げた。

 すると、急に目の前の海面が盛り上がり、其処から突き出すように大中小の3隻の艦船が現れた。

 そう、それが『霧の艦隊』の一員である。V級駆逐艦『ヴァンパイア』、レナウン級巡洋戦艦『レパルス』、高雄型重巡洋艦『マヤ』の三隻であった。

 その中のヴァンパイアは、レパルスやマヤとは別行動をしていたが、レパルスが移動中に概念伝達による伝達が行われた為である。そして、近くの護岸にレパルスとマヤのそれぞれの艦体が接岸した、それを見た二人は、主人であるマクレーンとセシリアの手を取り、2隻の艦の中に招き入れた。それを護衛する様にヴァンパイアが忙しく周辺を動き回った。

  そして、二人の主人を乗せた。戦艦と重巡洋艦が先頭を行く駆逐艦に守られているように全速力で目標海域に突き進
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