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IS レギオン
第17話
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かく大変なのです」
「まあとにかく落ち着きたまえ。それで何があった」
「はい、先程、国防省からの連絡ですが、突然情報統合室にあのウサギ猿(アメリカ側のコードネーム=束)が映し出せれ、このような声明を発表後、我が本土にある地下サイロ式中距離弾道弾及び長距離弾道弾凡そ500発がジャックされ、発射されたと言う事です」
「なんだと!それで目標は何処だ」
「それが、ハワイ諸島のオアフ島らしいのですが、それ以上の情報は」
「大変です。大統領閣下!」
「今度はなんだ」
「只今ロシア政府が緊急回線を開き此方の地下ミサイルサイロのメインコンピュータがジャックされ,貴国の領土であるハワイに向けて飛翔したとの事です」
「な…」
「ロシア政府にはあとで話し合おうといってくれ、そして、ハワイ州に避難命令だ。急げ!」
と大統領が言いながら、ふらりとふら付き腰を椅子に落とした。それを見たS・S(シークレット・サービス)が近付き、大統領の身を補佐した。

 そして、ハワイ州全島に避難命令が大統領の名で発令された。ただ、それが核ミサイルであることは伏せられた。

  ハワイ諸島に向け発射されたアメリカ・ロシアの地下サイロ式中距離弾頭弾計1,000発が飛翔した事は、飛翔した瞬間に各国の各種監視衛星及び軍事衛星が捉えていた。

 その中には、日本が極秘裏の内に打ち上げた衛星も入っており、その情報を見た防衛省はすぐさま内閣総理大臣にその情報をあげた。その後、総理は、すぐさまハワイ諸島沖にある総理大臣直轄の極秘独立部隊に暗号を送った。

 ハワイ諸島沖50キロ深度500メートル海中

 「艦長。本土から最上級極秘電文を受信。特級機密暗号解読。内容は、『発:内閣総理大臣 宛;新紺碧 内容;緊急事態二付キ直チニ行動ヲ開始セリ。全装備ノ使用ヲ許可ス。布哇諸島ノ全住民ノ安全ヲ確保セリ。』との事です」
と通信長から受け取った電文を朗読した副長が艦長に伝えた。
「了解した。本土には、『行動開始セリ』と電文を送れ」

 そして、海中から海上に急速に浮上した透明な物が現れた。

「艦長、『白鯨』完全浮上完了しました」
「了解。『ハクさん』対空対水上対潜監視を頼みます」
と艦長が呟くと指令室の真ん中にいた真っ白な髪を左右に束ねた小柄な少女が、
「了解。索敵及び監視開始する」
とハクと呼ばれる少女の周りに立体映像が周囲を囲む様に展開した。
「現在、艦船などの姿は見えず。布哇に向けて飛翔中の第一波弾道弾.弾数10補足。迎撃開始」
「了解。トラック100〜110掃射」
と武器管制員が発射ボタンを押した。

 浮上した『白鯨』に内蔵されたVLSから発展型対ミサイル迎撃ミサイル通称『SM−5』が10発連続発射された。

 「迎撃弾9発命中。なお1発はそ
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