暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
サイバー反乱
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爆撃!《チェーン・ストライク》!組まれたチェーンの数×400ポイントのダメージを貴様に与える!」

虚空から鎖がマキナの両足、そして、左腕へと絡みつき、そして爆発する。

マキナ:LP2100→900

「くうぅぅぅぅ……テメエ、本当よく、やってくれるよな……」

苦しそうに息を吐きながら、立ち、男を睨みつけるその姿に驚愕する。

「なぜ……ここまでダメージを喰らいながらも立ち続ける!?今までの奴らはライフが1000をきったあたりではもう泣きながらサレンダーしてきたというのに……!?」

「だから……はぁ、俺はサイバー流じゃねぇてっ……俺は抗神 マキナ。社長のただの狗だよ。しかし……てめえらみたいなデュエルを悪用する奴らを狩る猟犬だがな!」

そう吠えると満身創痍なはずの体に喝を入れ、両脚でしっかりと立ち上がる。

「っ!?……なるほどな、どこかで見たことのある奴だと思えば、貴様、プロの……。
どうやら、サイバーの門下生ではないのは本当らしい。」

男はすまなそうに顔を伏せる。しかし、再び顔をあげた時にはその眼にははっきりとした闘志が伺える。

「だが……我らの邪魔をするなら排除するまで!例えそれがサイバーであろうとなかろうと!そして、俺も元プロデュエリストとして本気で貴様をぶっ潰す!!」

「へぇ……来いよ、返り討ちにしてやるよ。」

すでに呼吸を整え終えたマキナは獰猛な笑みを浮かべ、男を見据える。

「俺はクランを生贄にし、手札からブリザード・プリンセスを召喚する!」

ブリザード・プリンセス
☆8 ATK2800

クランを糧に召喚されたのは白の生地に青のラインが描かれたドレスを着た少女。魔法使いのはずなのだが、彼女が持つ杖の先端からは鎖が伸び、氷塊へと繋がっている。

「ブリザード・プリンセスは魔法使い族を生贄にする場合、一体で召喚することができる。そして、このモンスターが召喚されたターン、貴様は魔法・罠カードを発動させる事はできない。」

はぁ!!と威勢良い掛け声と共に手で宙を扇ぐと吹雪が吹き荒れ、カードを凍りつく。これで迷う事なく攻撃できるようになる。

「さらに俺はライフを1000ポイント支払い、通常魔法発動!拡散する波動!!ブリザード・プリンセスを選択し、このターン相手の場のモンスター全てに一度ずつ攻撃が可能となった!さらにこの効果を受けたモンスターが相手モンスターを破壊した時、破壊されたモンスターの効果は無効となる。」

男:LP1400→400

「さぁ、バトルだ!やれ、ブリザード・プリンセス!エターナル・ブリザード!」

豪ッと吹雪が吹き荒れ、マキナのモンスターを凍りつかせ、氷のハンマーで砕いていく。そして、肌を斬るような冷気がマキナを襲う。


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