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遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
サイバー反乱
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を一つ使う事でカード効果の発動を無効にし、破壊する!」

サイバー・ドラゴン・インフィニティが雄叫びをあげるとマキナへと向かう光線共々、魔法の筒が消え去る。

「なぁっ!?」

「さぁ、トドメだ!!やれ、サイバー・ドラゴン・インフィニティ!」

再び放たれた紅い奔流が男を呑み込み、そのライフを削り取る。
そして、マキナを予想以上に苦しめた金属輪はひとりでに外れ、地面へと転がる。



「たっく、手間取らせやがって……」

デュエルが終わると悪態を吐きながら、ボロボロの体を引きずり、今だ地面の上で伸びている男の下まで歩いていく。金属輪の仕業か男が嵌めていたデュエルディスクは壊れ、セットしていたデッキは黒焦げになり、大半が使用不可になっている。内心勿体無いと思いつつ、男を起こしにかかる。

「おい……起きろ。おめえには色々聞かなきゃいけねぇ事があるんだよ。」

脇腹をつま先で突っついているが2000オーバーのダメージが与える衝撃は予想以上に大きかったらしく中々起きてくれない。仕方ないので強めに蹴るとゴフッと息を吐き出し目を覚ます。

「ゴフッ、……くぅ、俺は、負けたのか……」

悔しそうに寝転んだまま、マキナを見上げそう呟く。

「だが、今までで一番のデュエルだった。また、こんな試合をしてみたい……と思ったんだが……無理そうか」

清々しい表情で続けるも己の左腕に装着されたデュエルディスクを一瞥し、ため息を吐く。デッキは敗者のペナルティとしてデュエルディスク共々焼かれてしまったのだ。

「デッキくらいまたカードを集めればいいだろ。それにほらよ、こいつらだけは無事だぞ。」

そう言い、マキナが差し出したのはクランとピケル、そしてブリザード・プリンセスの三枚だった。他のカードは黒焦げになっている中、この三枚だけはなぜか無事だったのだ。なぜと聞かれても最早奇跡としか言いようがない。もっともこの場にあいつが居れば、所有者の思いに精霊が応えた結果とキザっぽく言うだろう。

「お、おぉ……クランたん、ピケルたん……それにブリザード・プリンセスまで……」

三枚を受け取ると目尻に涙を浮かべ、歓喜する。
マキナは本来の目的を思い出し、

「はぁ……おい、感激中のところ悪いがお前らのアジトと親玉の情報を吐け!

男を今更になって逃げられないように踏みつけ問いただす。

「く、……もはや負けた俺は組織にとって用済みだ。話してやろう、アジトは童美野町だ。そして、リーダーは俺と同じサイバー流の奴らに苦い汁を飲まされた奴だ。だが、噂じゃあ、そいつの後ろにもっと大物が潜んでるって聞いた事がある。これ以上は知らん。」

「なるほどな……。バックに黒幕とかいかにもありそうな展開だな、おい。まぁ、中々いい情
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