サイバー反乱
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で何かを投げ、頬を何か鋭利な物体が掠る感覚があった。後ろを振り向くと壁には、一枚のカードが刺さっており、海馬は当たらなかった事が不満なのか小さく舌打ちをする。
カードを手裏剣代わりにする事といい、台詞を取られた事でキレることといい、どうなってんだこの社長は……。
「ふん、まぁ要するにきさまの言う通りだ。過激派のメンバーを拘束した後、そいつらのアジトを聞き出せ。無理なら、気絶でもなんでもさせて連れて来い。」
……連れて帰ったら、そいつ絶対に尋問ルートだよな。まぁ、俺には関係ないからいいが。
海馬社長の依頼を断る理由もない……というより断れないので一つ返事で引き受け、社長室を後にする。
ちなみにだが、渡されたのは資料の他にスタンガンや警棒などが入っていたのだが、俺にどうしろと?
◆
あの後、サイバー流の総本山が存在する場所のあたりをふらふらとしていると突然物陰から全身黒尽くめの男が現れ、
「貴様、サイバー流の門下生か……。」
と、一言。
「そうだ、と言ったら?」
「……それなら、こうするまでだ!」
不敵に笑い返答してやるとなにやら金属製の輪にコードがついた物を取り出し、投擲。見事俺の左腕とデュエルディスクとを繋ぐ接合部へと嵌る。どうやら、他端は男の腕へと装着されているようだ。
なかなかのコントロールだなと内心関心していると男が金属輪(コード付き)の説明をしてくれる。
「こいつはデュエルアンカーを改良したものでな。デュエルをし、どちらかが勝利するまで外れる事はない。
……そして、幾つかおまけがついていてな。そして、その一つがその金属の輪には高圧電流が流れるようになっていてな、敗者のデッキをデュエルディスク共々使用できなくするのさ。」
「なるほどな。要するに外したればデュエルして勝てばいいんだろ?そんなの簡単な事じゃねぇか。こっちもさっさと終わらせたいんだ。さぁ、始めようぜ、アンチリスペクトさん?」
「くっ、舐めやがって、サイバー流が!デュエル!」
マキナ:LP4000 vs 男:LP4000
「威勢がいいな。俺の先行、ドロー!」
俺が先行をとった事で少なからず相手は驚いた表情を見せる。まぁ、後攻サイエンパワボンリミ解ワンキルを信念にしているサイバー流が先行を取ったらおかしいか。
「俺は手札からサイバー・ドラゴン・コアを召喚する。そして、効果発動!」
「おっと、それは待ってもらおうか。手札からエフェクト・ヴェーラーを捨ててコアのサーチ効果は無効にさせてもらおう。」
白い翼を持った少年が放った光を受け、コアの動きが停止する。
「なるほどな。伊達にサイバー流の奴らを狩ってるわけじゃねぇのな。俺はカ
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