暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
魔法使いとユキの謎と二人の世紀王
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ものがいっぱい出てくるから、前世の夢だと思うんだ。とても貴重な・・・」
実験材料だよ。その言葉が発せられた瞬間、俺は須郷に火炎弾を見舞った。
「ギいいいいイイああああアア!!」
叫び声を上げた須郷に、俺は言った。
「そこでくたばっとけ」
響き渡る警報。周囲が赤く染まる。
俺は部屋から出て、上空へと向かった。金の格子を開け、アスナのいる方へと向かう。
「え、アンク。何があったの?」
「こっから出るぞ。会いたい奴がいるんだろう」
アスナの目に光が灯り、差し出した手を掴む。行くぞ、と言って格子の扉を開けた。
「あ・・・、?」
メダルが数枚落ちた。腹部には赤い刀身の剣が刺さっている。
目の前にいたのは、白銀の体を持つ戦士だった。
「はっ・・・今頃復活したか」
剣を掴み、無理やり引き抜く。
「シャドームーン!!」
後ろから須郷が現れる。
「アスナ」
「え?」
「少しだけ時間を稼ぐ。そのうちに行きやがれ」
「貴方は!?」
「いいから、行け!」
アスナを庇いつつ、怪人体に変身した俺は、火炎弾とフェザービットを放つ。
「どちらも捕まえろ!!」
「り、ょうか、い」
たどたどしい言葉と共に走り出すシャドームーン。剣でビットと火炎を切り裂きながら近づいてくる。
「コイツ・・・っぁ」
凄まじい剣戟が俺の体、メダルを抉っていく。
逃げようとしたアスナがシャドームーンに峰打ちされ、気絶する。
シャドームーンはこちらに近づき、剣を突き刺そうとした、その時だった。
「リボルケイン!!」
横から乱入した光剣が、赤い剣をはじいた。
「お前は・・・」
黒いボディを持つライダーは言った。
「俺は太陽の子!仮面ライダーブラック!ア――――ルエックス!!」
しかし、ブラックはシャドームーンを見て止まった。
「シャドームーン・・・信彦、なのか?」
「て、き。排除」
片言の声を聴いたブラックはこちらを向いた。
「・・・アンク君、ココはひとまず退くぞ!」
「あぁ!?何でだ」
「君の傷のこともあるが、仲間は多くいた方がいいだろう!!」
話しているうちにシャドームーンがこちらへと剣を振るう。
「俺は怒りの王子っ!RXっ!バイオッ!ライダーッ!」
バイオブレードで剣を弾いたバイオライダーはゲル状になって俺を飲み込み、下へと降り始める。
「おい!あそこにいる奴も・・・!!」
アスナを指さすが、RXは暗い表情で言った。
「すまん、無理だ!!」
「ライドロン!!」
赤い車が凄まじい速度で俺たちを拾って行った。
「これから・
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