暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
フェアリィ・ダンス編 哀しみを背負った男達
魔法使いとユキの謎と二人の世紀王
[2/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
グディバイドを放つ。
冷気を溶かしながら炸裂したその一撃は、ユキの体から、三枚のコアメダルを飛び散らせる。
オーズはメダルを回収する。
「やっぱり、恐竜メダル・・・」
復活した経緯はわからないが、今は戦いに集中する。いや、しようとした瞬間、ユキグリードが吼えた。
全員の全身が、みるみるうちに凍り始める。
「紅の炎でも溶けない!?」
「・・・っクソ・・・!」
「・・・ピンチだな」
「冷静に見てる場合じゃ・・・ないっ!!」
真に対して涼がツッコむ。しかし――――――――――――。
フレイム・ドラゴン! ボーゥ ボーゥ ボゥーボゥーボーゥ!!
希望は消えていなかった。
「助けに来た、オーズ」
「あ、操真君!?」
仮面ライダーウィザードこと、操真晴人。
「まずは、その氷を溶かす!!」
スペシャルを使い、火炎放射で氷を溶かしつくす。
「先に行く!後に続いてくれ!!」
ウィザードの言葉に、全員が再び必殺技の用意をする。
レバーを操作し、リングをかざす。
チョーイイネ! ドラゴン! サイコー!
不死鳥
(
フェニックス
)
を太陽へと弾き飛ばすほどの威力を持った蹴りが、ユキグリードへと炸裂する。
だが・・・ユキグリードは抗った。ウィザードの足を掴み引き寄せ、言った。
「ドラゴン、僕二力をカせ!!」
片言の言葉。晴人が言葉を聞いた瞬間、周囲を光が包み込んだ。
「はっ・・・馬鹿な餓鬼だな、貴様」
暗闇の空間、僕の心の中でドラゴンは言った。
「あいにく、馬鹿じゃなくて・・・クズなんでね・・・」
体の中を蹂躙される痛みを味わいつつ、ドラゴンに言った。
「ほぅ、面白い奴だ。人間はいつだって自分を過大評価するものだからな」
「そういうもんだよ、にんげ、・・・んはっ」
「で?クズがなんのようだ」
ドラゴンの問いに、僕は言った。
「僕に力を貸せ」
無理だな、とドラゴンは言う。
「メダル・・・グリード如きの力で暴走しているようでは、力を貸した瞬間にお前は死ぬ」
「それでも、いいっ!!」
僕はメダルを体外に吐き出す。ドラゴンは、ほう・・?と言ったがそれを無視して僕は言葉を続けた。
「僕は力が欲しいんだッ!!よこせ!」
「貸さないんなら・・・」
こうだっ!!僕の行動にドラゴンは驚いた顔になる。傍に落ちた恐竜系メダル。その全てを噛み砕いて咀嚼した。
「お前・・・馬鹿か?」
ドラゴンは呆れた様子で言葉を続けた。
「欲望に呑まれるぞ」
体の全身が凍りつく。今にも正気を失ってドラゴンを攻撃しそうだったが、ユ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ