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ハイスクールV×D ライド7
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にした時その武器の桁違いの違いの力に驚愕するほどだ。

「帰るか?」

「そうね。今日は買い物に付き合って貰おうと思ったのに」

「んー、詩乃の買い物になら何時でも付き合うさ。オレにとって詩乃と一緒に居る時間が一番大事なんだからな」


「待ちやがれ!」
「待ちなさい!」


 二人がそんなグリモリー眷属に背中を向けて帰ろうとした時、一誠とリアスが二人を呼び止める。

「木場は負けたけど、まだオレは負けてねえぞ!」

「……それじゃ、木場はリタイアって事で良いのか?」

「ええ、アーシアの神器でも治療に時間が掛かるみたいだしね」

 険しい表情で四季を睨みつけながら木場のリタイアを認めるリアス。一歩間違えれば木場は死んでいた危険性もある。彼女としても自分の眷属を此処まで傷つけた四季をただで済ませる気は無いが、元々は此方から持ちかけた賭けと決闘。
 同時に一誠の『兵士』の駒の能力であるプロモーションも、自陣である駒王学園では使えない。一誠一人では四季に勝てないのは分かっているから、悔しく思いながらもこう決断するしかない。

「認めるわ。今回は私達の負けよ」

「部長!? なんでですか!? オレはまだやれます!」

「そりゃ、お前には攻撃してなかったからな」

「殴ったんじゃなかったの?」

「それは別」

 実際先ほどの決闘では一誠よりも殺す気で四季に向かってきた木場の相手に集中していたので、一誠の事は殆ど無視に近い状況だった。

(迂闊だったわ)

 悔しげに心の中でリアスはそう呟く。S級はぐれ悪魔を討伐したと言う情報は前もって得ていた。……だと言うのに油断していた。完全に四季の実力を甘く見ていた。……人間だと言う理由で、だ。
 リアス自身、パートナー……今四季と合流している詩乃の存在も端的な情報から聞いていたことで、S級の討伐も二人で行なった物だろう考えていた。加えて聖剣……悪魔にとって毒となる聖剣を持って当たればそれだけで勝率も上がる。勝手にS級ハグレ悪魔討伐の功績は聖剣を使って二人がかりだったから討伐できたと思い込んでいた。
 光の剣では無く影の剣を使ったこと、パートナーが不在で単独での戦闘。一誠と木場の二人ならば十分に勝てると思ってしまっていた。
 結果、一誠の譲渡を使ってさえかすり傷一つ負わせる事無く、木場が大怪我を負う事となった。

 リアスとしてもライザーを倒した時のように彼の神器である赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)禁手化(バランスブレイク)すれば勝てるとは思っているが、今の一誠ではそれは無理だ。

「それじゃあ、約束は守ってくれ、先輩」

「ええ、分かってるわ」

 そう言って手を振って立ち去って行く四季と詩乃の二人。

「部長!?
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