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【完結】剣製の魔法少女戦記
第六章 正義の在り処編
第百九十二話  『ファング隊…友達との戦い』
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「……………」

ランサーは横目で三者三様の戦いを見ながら三度目の戦いとなるフードを羽織った謎の槍使いの女と戦っていた。
槍使いの女はランサーの声掛けにも相も変わらず無言を通していた。

「おうおう。まただんまりか? ったく、調子が狂うぜ。なら、殺しあうか……?」
「……………今はお前の相手をしているほど暇じゃない」
「お! 初めて喋ったな」

ランサーは敵だというのに面白そうに笑う。
それに対して槍使いの女は、槍を施設に向けて構える。

「………今は殺さないでおいておく。いくぞ………大神(グン)―――」

宝具発動の真名解放の途中でランサーは槍の真名を悟ったのだろう。
大きく目を見開く。
そう、それはルーン魔術の祖と言われているとある神の持つ槍の名。
それは!

「―――宣言(グニル)ッ!!」

グングニル。
その真名解放とともに槍は青白い光とともに施設へと高速で向かっていき、突き刺さった瞬間に一気に膨大なエネルギーを放出させて爆音とともに貫いていき施設はボロボロと崩れ去っていった。

「………まさかなぁ、てめぇの正体が奴とはな」
「………もうここに用はない。さらばだ………」

それでフードの槍使いの女は高速でその場を離れていった。
そして施設が破壊されたのを合図としロボ、セイラ、凰華もそれぞれキリがよく弾幕攻撃をして目くらましをし生き残った隊員とともに転移魔法で撤退していくのであった。
去った後はというと、

「私がしっかりと指揮を取っていればこんなことにはならなかったのに………」
「まぁ、宝具を使われたんだ。あれはしょうがないぜ、フェイト。次を頑張ろうぜ」

落ち込むフェイトにランサーが励ましの言葉をかけていたのだった。
そしてエリオ達はというと、

「ロボ君達にとっての正義って何なの………? 僕たちの管理局の正義は間違っているとでもいうの………?」
「エリオ君………」

エリオは自身の正義について悩み、キャロも一緒になって考え込んでいたのであった。



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