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【完結】剣製の魔法少女戦記
第六章 正義の在り処編
第百九十二話  『ファング隊…友達との戦い』
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まだ余裕という表情をしていたが、エリオは違った。

「………ストラーダ。今の攻撃、見えた?」
《なんとかですが。十度の打撃を受けて私達は吹き飛ばされました》

そう、ロボはあの一瞬の瞬間にストラーダに十にもおよぶブランカの打撃を繰りだしていたのだ。
エリオの突撃とロボの十連撃、二人の攻撃はそれによって拮抗してはじけ飛んでしまったのだ。

「あの連撃をまともに受けたらやばいね」
《そのようです。現に今も私のボディは衝撃が残っているために震えています》

エリオはストラーダの先を見る。
先ほどの衝撃がまだ殺し切られていないようで僅かながら震えているのだ。
ロボの力がエリオと同年代でありながらかなり強いという事が窺い知れる。

「でも!」

それでエリオはストラーダに魔力刃を展開させる。

「僕は負けられないんだ!」
「俺も負けられねぇんだよ! オジキの理想のためにな!」

それでエリオとロボはまた再度激突を繰り返していくのであった。



……………一方、キャロとセイラの戦いはキャロの劣勢であった。

「キュ、キュクー!?」
「フリード!?」

竜魂召喚で真の姿で戦っているフリードがセイラの操る十のうちの五本の糸によって拘束され何度も地面に叩きつけられていた。

「ふふ………私の縛糸の威力はいかがですか?」

セイラは片手の糸でフリードを拘束していたのだ。
しかも叩きつけるほどの操作性を持っているのでまだまだセイラの底は知れない。

「フリード! 引きちぎって!」

キャロはブースト魔法をフリードにかけてフリードは思いっきり力を込めて糸を引きちぎった。

「よし! フリード、ブラストフレア!」
「ガァ―――!」

フリードの口から火球が放たれてセイラへと迫る。
しかしセイラは慌てずに糸を前方にまとめて、そして、

「ストリングシールド!」

銀の糸が色を、形を変えて一つの盾へと変貌してフリードのブラストフレアを防ぎきってしまった。

「そんな! フリードのブラストフレアが………ッ!」
「まだまだ甘いですよ。私の糸術はまだまだいくつもあります。そしてロボ様………若の邪魔立ては許しません!」
「くっ!?」

接近しては縛られ、距離を置いて攻撃すれば糸による反撃かシールドで防がれてしまう。
フルバックのキャロにとってこれほど戦いにくい相手はいないだろう。
しかし、今回の目的はあくまで防衛。
よって、彼らの攻勢を後ろの施設に通さなければいいのだ。
そんな思いでキャロは必死にセイラに喰らいついていた。







「おおおおおおーーー!!」
「でやぁあああーーー!!」

シグナムと凰華はそれこそ乾坤一擲の想いでお互いに剣をぶつけあ
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