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牙狼<GARO>―黄金の嵐(かぜ)―
第一章「失われた黄金」
#1、牙―Evil shine―
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れおん)、慎之介と同じ魔戒騎士である。彼もまた慎之介と同じ称号持ちであるが、どういった称号なのかは後々話すとしよう。
「レオン!まだ、私達はそんな関係なんかじゃないよ!・・・いつかはなりたいと思うけど・・・」
「・・・はい?」
 そう言って、レオンに反論するアンナ。最後らへん口にしたセリフに慎之介は目を瞬かせながら首をかしげた。アンナはハッと気づき、慎之介のほうへと向く。
「あ、あのー・・・アンナさん?今なんて・・・」
「な、なんでもなーい!!!」
「ぶべら!?」
 問いかける慎之介に顔を真っ赤にさせながら鉄拳を喰らわせた。もんどりうって倒れる慎之介。
「はぁ、痴話げんかなら後にしろ。話が進まないんだよ・・・」
「いてて・・・そうだった。情報宜しく頼む・・・」
 ため息をつきながら呆れたように言うレオンに慎之介はそう言ったのであった。

 一方のヤシオも、春日部駅に到着していた。が、ここである問題が発生する。
「・・・手掛かりがねぇや」
 そう、手がかりである。あの少年につながる手掛かりがなければ探す事もできない。何か手がかりとなるものはないか・・・?そう思い、辺りを見回すと・・・。
「!?」
 あの少年を見つけた。・・・しかも、仲間らしき男女が2人も居る。
(まさか・・・次の獲物をどうするのか話し合っているのか・・・?)
 その3人の様子を見ながらヤシオは胸中でつぶやくのであった。

「これが、俺の知っている今回のホラーの情報だ」
「成る程ね・・・ん?」
 ふと視線を感じ辺りを見回す。どうやら何者かがこちらを見ているようだ。
「アンナ、レオン・・・ちょっと歩くぞ」
「・・・?」
「え、しんちゃん?ちょ、ちょっと待ってよ!」
 慎之介は2人にそう言うと、目を瞬かせる彼らを他所に一人何処かへと歩きだした。
「一体どうしたの?」
「尾行されてる」
 パタパタと着いていきながら、問いかけるアンナに慎之介はちらりと彼女のほうを見ながら答えた。
「尾行?」
「ああ、誰かがこちらを見てると思って移動してみたがどんぴしゃりだ。一旦駅を出た曲がり角で待ち伏せするぞ」
「う、うん」
「分かった」
 アンナと慎之介は駅を出て曲がり角の所へ曲がりその何者かを待ち伏せする。・・・そして、
「おい、お前」
 自分達を追って曲がってきたその何者かに声をかけた。野球帽を被った小学生だった。
「子供・・・か、何で俺達をつけてくる?」
「ッ!!」
 自分の尾行がバレたと悟ったのだろう。小学生は目を見開くと脱兎のごとく一目散に逃げ出した。
「おい待て!!っち・・・何処に行った!?」
『ッ!慎之介、ホラー反応が急激に強まった!』
 小学生を追いかけ、見失った慎之介にザルバが声をかける。
「ホラー反応が!?まさ
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