1部分:第一章
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今夜ね」
「そのレストランの最寄の駅で待ち合わせて」
「そうしましょう」
こう言葉を交えさせて今夜の予定を定めた。そのうえで朝食を食べて身支度を整えた夫を送り出して自分も歯を磨いて顔を洗った。それから家事に取り掛かりながらまた夢のことを思い出すのであった。
「あんな夢を見るなんて」
夢の中の彼女は普段の彼女とは違っていた。その顔の見えない相手のあらゆる部分をまさぐり接吻し舐める。そして自分も相手の愛撫を受けその中に溺れ絶頂を迎える。これまで経験したことも考えたこともない程に淫らな自分がそこにいたのである。
そのことに戸惑わずにはいられなかった。家事をしながらもそのことが離れない。家事が終わり休憩に入っても同じだった。やはりあの夢のことを考えてしまう。
どうしても離れないので少し身体を動かすことにした。運動不足解消の為にランニングをすることを日課にしているのである。それに入ったのだ。
赤いジャージに着替え茶色がかった黒髪を後ろに束ねタオルを首に置いてそのうえでマンションの部屋を出る。そうしてランニングに出た。
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