42話
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俺達三人は再び大空に飛び立つ
◇
「ゾーラさん、遅れて済まない」
『ホントに遅いぞ、その分稼がせて貰ったがな』
なら、直ぐにその稼ぎの倍を稼いでやるよ
「姉さんと簪は遠距離戦を中心に向こうの奴らの支援お願い。モードチェンジ『セブンソードG』」
『『了解!!』』
ここからヤマトの無双が始まるのは言うまでもなく、次々とトカゲを切り裂いていく、そこで変化がアンジュのヴィルキスに訪れ大型のトカゲを倒した
『こんなの………私じゃあない………』
自分を自分で否定するアンジュ。俺はヴィルキスに…アンジュに近づく
「それが、今のお前だ。皇女としてのお前ではないもう一つのお前だ。アンジュ、皇女に戻りたいなら、戦って生き残れ、そしたら、お前の夢はかなうだろうからな」
『刹那…………』
「帰るぞ、今の住居に」
『えぇ…………』
俺達は基地に戻っていく
この日は今回の出動以外なかった、残りの時間はジルさんにコントクトをとり厨房の使用(他の人の分も作る事を条件に)とパラメイルの戦闘データ、トカゲのデータを使う許可が下りた。それから、夕食の準備と機材集めにジャスミンモールで、食材といくつかの機材を買い厨房で夕食の準備に取りかかる、ついでにこの日はカレーライスだ。特製ルーを入れあとは煮込むだけの時にアンジュが来た
「ねぇ、刹那。二人で話したいことがあるの、今いい?」
「あぁ、いいよ」
話って何だろう?
「ついてきて」
「わかった、姉さん達はカレーを見ていてね」
俺はアンジュの後を追いかける
◇
俺達が来たのは墓場、トカゲと戦って死んでいったノーマの墓場だ
「こんな所に来てどうしたの?」
「刹那、ありがとう。あなたのおかげで今の自分を受け入れ、皇女の私を捨てる覚悟ができた」
そう言うと後ろ髪をバッサリ切ったアンジュ
「さようなら、お父様、お母様、お兄様、シルヴィア」
「アンジュ………」
自分との決別………皇女としての自分を一時でも捨てることができたんだな
「もう一度ありがとう、刹那。」
「俺はなにもしていないよ、俺はほんの少し後押しをしただけ、その後押しに答えたのはアンジュ、おまえ自身だ」
俺はアンジュの心に後押ししただけ、それに答えたのはアンジュなんだよ
「戻ろうぜ、カレーもそろそろできる頃だし、匂いに釣れてみんな集まってくる頃だしね」
「えぇ………」
俺達二人は墓地を後にした
続く
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