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【完結】剣製の魔法少女戦記
第六章 正義の在り処編
第百九十一話  『スターズ隊の戦い、驚愕するティアナ』
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ークロードで戦う前日に感じた胸の痛みとおんなじ感覚だった。
何か良くないことが起きる。
そう、ティアナの直感が告げていた。
そこまで考えて、

(いけないけない! スバルにこういった手前であたしが不安に潰されていたんじゃダメじゃない………ッ! 今は作戦に集中しないと!)

そう思ってティアナは自身の頬を何度か軽く叩く。
痛い、と感じながらも気まぐれ程度には気分は落ち着いてきたところで、

「おい、ティアナ」
「………えっ? なんですか、ヴァイス陸曹?」
「なんですか、じゃねーぞ。とっくに作戦会議は終わったから俺たちも配置につくぞ。幸い前衛部隊はスバルにオリヴィエさんと他数名が担ってくれているから俺たちは後方から的確に支援ができる」
「そ、そうですね。精一杯頑張ります………」
「ならいいが、なぁティアナ。こんな時になんだがお前、なんかまたミスショットをやるような気配がするぞ?」
「ばっ、ばかな事言わないでください! もうあんなことはやりませんから!」
「そうか? なら俺の勘違いだったか。だがな、ティアナ。悩みがあるんだったらさっさと打ち明けとけ。じゃねーと本番で取り返しのつかねぇことになるかんな。今回の作戦はそれほどに重要度は高いんだからシャキッとしていけよ」
「わ、わかっていますよ」
「ならばよし!だ。お互い頑張ろうぜ」

そう言ってヴァイスは配置についていった。
そんな後姿を見送りながらも少しばかり頬が赤くなっていることに気づいたティアナは再度頬を叩いていた。

(こんなものはただの気の迷いだ。すぐに消えてなくなるからあたしは冷静になるのよ。ヴァイス陸曹がかっこよく見えたなんて口に出せないから………ッ!)

そんなことを考えているまだ自身の気持ちに気づかないティアナなのであった。



◆◇―――――――――◇◆



そして時間通りになってたくさんのキリングドールと複数のブリューナク隊がここの施設に向かって多方面からしかけてきた。

「まずは相手の出鼻を挫きます! 砲撃部隊、私に続いてください! ディバインバスター!!」
「撃ちぬくぜ!」
「いきます! ファントムブレイザー!!」

なのはの指揮のもとブレイズモードを構えるティアナ、ストームレイダーを構えるヴァイス、と砲撃ができる後衛の魔導師による砲撃が次々とキリングドールに向かっていく。
特に激しかったのがなのはのディバインバスターでその一撃だけで十体くらいのキリングドールが破壊されてブリューナク隊のメンバーも数人戦闘不能に追い込む。
こういう時に相手を殺さずに鎮圧できる魔導の力は便利なものである。

「ひゅー♪ さすがなのはさんだ。おい、ティアナ負けてらんねーぞ」
「そうですね。狙い撃ちます」

しばらく砲撃の
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