DAO:ゾーネンリヒト・レギオン〜神々の狂宴〜
第二十七話
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ぽい服装の少女たちが姿を現す。全員透き通るような真っ白い、一房だけ、先端が紅蓮、付け根が蒼藍という髪が混じった髪で、どこか機械めいた紅蓮色の瞳だ。しかし全員が、確かに暖かい表情を浮かべている。
「《白亜宮》の管理有難う」
『『『すべては、あなたの御心の儘に』』』
「……そうか……お疲れ」
少女たちが下がる。
そして《主》は、ひときわ強大な気配を放つ少女たちに向かって。
「《七眷王》。今回もキミ達のおかげで本当に助かった。いつもありがとう。そして今回もお疲れ様」
ねぎらった。
「シャル、サク」
「「はい、お兄様」」
金色の髪の少女と、黒髪の刀少女が答える。
「アニィ」
「ヤヴォール、兄者」
黄金の少女が前に進み出る。
「エリィ」
「御意に、兄者」
十二単の女が笑う。
「ノイゾ」
「御心のままに、我が兄」
黒髪になった青い策女が跪く。
「エイン」
「……はい、お兄様」
半目の小さな少女が頷く。
「トリス」
「はい、お兄様」
先端が紅蓮い、白ローブの少女士官が頭を下げる。
「グリヴィネ」
「はい、お兄様……お疲れ様でした」
にっこりと、白い王妃が微笑んで。
「ああ。ありがとう――――さぁ、帰るよ。居残り組のみんなが待ってる――――アクセス、《ガイア・イクス・アギオンス・ヌーベルバーグ》。《白亜宮》の転移を開始する」
『――――イエス、マスター。管理・維持を実行します』
「頼んだよ――――
『遠くや何居黄泉二世
いと尊き我がレギオンに、この誓いを授けよう』」
――――《主》が、祝詞を紡ぎだした。
「『終わりへと至った物語は、始まりへと還る。
さぁ、帰ろう。我らの居城へ。
道しるべはここに――――』」
それに答えるように、《七眷王》と、ホロウと、そしてガラディーンが、次の祝詞を紡いでいく。
「「『其の名は《破軍》』」」
シャルルフォンシャルロッテと、サクリファイスが紡ぐ。
「『其の名は《武曲》』」
アニィが紡ぐ。
「『其の名は《開陽》』」
ホロウが紡ぐ。
「『其の名は《廉貞》』」
エリィが紡ぐ。
「『其の名は《文曲》』」
ノイゾが紡ぐ。
「『其の名は《禄存》』」
エインヘルヤルが紡ぐ。
「『其の名は《巨門》』」
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