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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth20生命の源なる海の中で・・・〜Drachen des OzeanE〜
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、舞い上がる砂塵で視界を潰される。
『マイスターっ、海の上に出て! このままじゃ死んじゃう!』
判ってはいるが、「斃さないと、いけないの!」アンナがそれを許してくれそうにない。砂塵より飛び出してきたアンナが携えているのは、彼女のデバイスである“アインホルン”だ。刺突に特化したレイピア型の武装。直接斬撃による決定打は受ける事はないと思う。しかしまぁ水圧の刃を刀身に付加すれば、レイピアであろうと斬撃は打てるだろう。
――
激動する水霊の歯牙
(
ヴァダーヒスモス
)
――
水流砲撃を3本と放って迎撃。アンナは“アインホルン”を薙ぎ払って水圧の刃を生み出し、砲撃全弾を斬り消した。そして天使のごとき純白の翼2枚の先端だけをこちらへ向け、
――アルバア・ハ=イマホットの滅弾――
弾丸のように羽根を扇状に放ってきた。海面に向かって飛びつつアンナから距離を取る。扇状に放たれてくると、距離を開ければ開けるほど羽根と羽根の間隔が大きくなって回避しやすい。回避している最中、『あの人の周囲、一気に凍結させてもいいよね?』アイリから少しばかり怒りの含んだ念話が。
しかし『凍結、か・・・』水流系の射砲撃に拘るのはもうやめた方がいいのは確かか。魔族、しかも魔獣属・竜種・海竜系の血族たるアンナに、水流系の魔道の威力は半減される。下級術式ならばなおさらだ。だから必要以上のダメージを与えてしまう心配はないんだが・・・攻略する前にこちらが墜とされる可能性が高い。
『(仕方ない)・・・アイリ、アンナに突っ込む』
『・・・それってつまりアイリの案を・・・?』
『ああ、君の案を採用する。零距離でアンナを凍結させ捕縛、解凍と同時に元に戻す』
元より動きを止めるために戦っているんだ。中遠距離からチマチマ撃ち合ってジリ貧になるくらいなら、ハイリスク・ハイリターンで一気に決めてやろうじゃないか。アイリは『了解ですっ。氷結魔導、補助するね♪』嬉々として応じてくれた。
――アルバア・ハ=イマホットの滅刃――
悪魔のごとき漆黒の翼(早い話がコウモリっぽい羽)2枚を高速で払って水圧の斬撃を飛ばしてきた。紙一重で避けつつ接近を続行。アンナは私の行動に疑念を抱いたようで、距離を取り始めた。水中における機動力では向こうの方が圧倒的に上だ。ならば今度はこちらが君の動きを封じよう。
――
静穏なる碧色の瀑雷
(
ポスィドトゥーヌス
)
――
アンナの逃げ道の先に機雷を80と発生させる。上、下、左、右、どちらへ方向転換する? それとも構わず突撃するか? まぁ結局は「
爆散粛清
(
ジャッジメント
)
!」どの選択も意味はないけどな。機雷を全発炸裂させ、アンナを衝撃波で覆い包む。視界潰しと衝撃波による昏倒を狙った。
体勢を整えられる前に接近する。魔力探査を行い、水泡
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