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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth19狂いたる災禍騎士団〜Pl?nderer ordeN〜
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軌道からちょっとズレた後に一回転。遠心力で威力増強したテートリヒ・シュラークをお見舞いしてやる。
「おっと、残念♪」
ま、これも避けられたんだけどさ。でも「アイゼン!」“アイゼン”のカートリッジをロード。ハンマーフォルムから強襲用形態ラケーテンフォルムへ変形させる。ラケーテンは、爆発的な攻撃力と加速力を得る事が出来っけど、逆に魔導の補助機能や射撃や範囲攻撃が出来なくなる。ま、チマチマするよか一撃必殺の直接打撃で決める方があたしに合ってるって思うから気になんねぇんだよな。
「ラケーテン・・・!」
クソ猫の攻撃を避け続けながらもう一発ロードしてブースター点火。一気にクソ猫へ最接近。突然の加速に驚いたみてぇで、アイツは防御か回避、どっちをとるのか迷ったのか動きを鈍らせた。バーカ。こういう場合、直感でもいいから一瞬で答えを出さなきゃ負けるんだっつうの。
「ハンマァァーーーーーーッッ!!」
「・・・っ!?」
クソ猫の脳天めがけて振り抜いた。でもコイツはギリギリで首を反らして避けやがった。空振って隙だらけ。とか思ってんだろどうぜ。けどそれは大間違いだ。見てたろ? ラケーテンの一撃は、たとえ避けられたとしても二撃目をすぐに繰り出せるんだっつうの。
ブースターの加速を利用してその場で高速回転。だから「甘ぇぇっ!」無理して避けた事で体勢が整ってねぇクソ猫の脇腹にかましてやった。それで終わった。いくら改造された体でも脇腹を抉られりゃまともに戦闘を続けられるわけがねぇ。クソ猫が信じられないって面を浮かべながら海に落ちた。
『各騎! ミナレットの近く、島に降り立っている場合はすぐに避難してくれ!』
クソ猫の最期を見届けてると、オーディンからの一方的な思念通話が来た。あたしは空。ザフィーラとシャマルも空。シグナムも空。けどシュリエルは、その問題の島だ。まぁオーディンの思念通話が届いてるはずだ。「んあ? なんだ、空間が揺れてる?」ピリピリと肌で感じる。
――
押し流せ
(
コード
)
、
汝の封水
(
ヒュドリエル
)
――
その直後、馬鹿デケェ津波が発生して、ミナレットの島を襲った。「おいおい、マジかよ」何度も津波に襲われた島は見るも無残ってやつで、ミナレット以外は綺麗サッパリ押し流されてた。
†††Sideヴィータ⇒シュリエル†††
私の左腕に噛み付く獅子に、「おのれ、放せ!」と拳打を何度も打ち込む。しかしどれだけ堅い障壁なのか、私の拳打のどれもが決定打とならず、獅子に通らない。「プリュンダラー・オルデン副団長の意地に懸けて、貴様を潰す」と、獅子の額に在る人面が笑みを見せる。
島へと落下する中、血色の短剣ブルーティガー・ドルヒを我らの周囲に展開、一斉射出して獅子に着弾させていく。もちろん私自身にも被害が出るかもしれな
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