暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth19狂いたる災禍騎士団〜Pl?nderer ordeN〜
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ぎんだろ、これ。とりあえず「シャマル! シュリエルを頼む!」シャマルにシュリエルを避難させるように言う。
シャマルに無茶させっけど、でも「ええっ!」強く頷いて・・・“クラールヴィント”の魔力糸が輪を作った。旅の鏡っつう魔導だ。空間を繋ぐ鏡で、離れた場所に在るモノを取り寄せる事が出来る。そいつを使ってシュリエルを取り寄せる。そんでから、あたしの最強の一撃をお見舞いしてやるよ、ウルリケ!
†††Sideヴィータ⇒シュリエル†††
「ぅ・・・ぐ・・・は・・っ・・・はぁはぁはぁ・・・」
気が付けば、私は倒れ伏していた。このような状況になる前の事を思い出す。そう・・・ウルリケは血の膜でデアボリック・エミッションの一撃を防御しきっていた。第三位の高位騎士と自称していたが、第三位でこの強さだというのか・・?
それでもしばらく続けていれば防御を貫けると思った。しかしその前に「アレは・・・!」血の膜の中に、アギトやアイリ、フュンフのような小さな少女が転移してきたのが判った。ただでさえ厄介な実力者だというのに・・・「まだ上に行くのか・・・!」僅かに怯んでしまう。だが、私はオーディンの信念に連なる騎士・支天の翼シュリエルリート。臆するな。
「おかえり、フィーア」
ウルリケに
四番騎
(
フィーア
)
と呼ばれた融合騎は「ただいま、ロード・ウルリケ」と応じ、2人は「融合」と一言告げた。そしてそれは一瞬。フィーアと融合したウルリケが血の膜の中で、私へと人差し指を向けた。
「(思い出した・・・)純粋魔力の、砲撃・・・を受けたのだ・・・」
手をつき体を起こそうとするが、思った以上にダメージが大きいようだ。上半身を上げる事すら難しい。
「まずは1人・・・管制プログラム、という事は・・・あなたを破壊すれば残りの守護騎士も消えるのよね」
ウルリケは血の膜を塊に戻し二振りの大鎌へと変え、両手に携えた。しかしその血の大鎌が私に振り下ろされる事はない。何故なら『シュリエルっ、今すぐ転移させれるからっ』シャマルからの思念通話。私の元へ歩み寄って来ていたウルリケが、私の背後に現れた旅の鏡を見て「何よソレっ!」と駆け出す。鏡よりザフィーラの腕が伸び、私の腕を取った。そして鏡に引っ張り込まれ、場所は上空へ。
「ヴィータちゃん!」
「応よッ! 食らいやがれぇぇぇーーーーッッ!!」
――ギガントシュラーク――
とてつもなく巨大化した“グラーフアイゼン”が、ウルリケへと振り下ろされた。
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