暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth19狂いたる災禍騎士団〜Pl?nderer ordeN〜
[13/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リケへ向け振り抜いた。衝突の轟音と共にウルリケは血を撒き散らしながら吹き飛び、地面に落下、ぐったりとして動かなくなった。

†††Sideザフィーラ⇒ヴィータ†††

「ヴィータちゃん、ザフィーラ、シュリエル。ありがとう。今度はあなた達の怪我を治すわ」

あたしらの背中に掛けられた声。振り向くと、ちょっと顔色が悪ぃけど、それでも立ち上ってるシャマルが。「シャマル!」急いでシャマルん所にまで駆け寄る。シュリエルは「無茶はするな、シャマル」って言うけど、シャマルは首を横に振って「治癒と補助担当だもの」って微笑んだ。そんであたしらに静かなる癒しを掛けてくれた。やっと右腕から流れる血が止まった。

「・・・アビコールも・・・エウリノームも・・・」

地獄の底から這い上がってくるような、狂う一歩手前みてぇな声。バッと振り返ると、ウルリケが頭から鼻から口から血を流しながらも立ち上っていた。おいおい。手応えあったんだぜ、さっきのあたしの一撃。あれをまともに食らって立つってどんだけ打たれ強いんだ。

――ナイトメア――

シュリエルが何も言わずに砲撃を放った。直撃する寸前、また血の塊が膜になって砲撃を防いだ。すぐにハウリングスフィアを3つ設置、多弾砲撃ナイトメアハウルを撃ち込んだ。でも、ウルリケは血の膜をデケェ剣にして、砲撃を薙ぎ払って対処しやがった。

「砲撃ではもう突破できないか・・・『デアボリック・エミッションを仕掛ける。お前たち、避難してくれ』」

シュリエルからの思念通話。あたしは「それでダメならあたしのギガントシュラークな」ってシュリエルを見る。すると「その時は頼む」ってあたしの頭に手を置いた。むぅ、ガキ扱いしやがって。あたしの頭を撫でていいのはオーディンだけなんだよ。だから首を振って振り払う。

「行ってくれ・・・」

シュリエルがウルリケに向かって歩き出す。あたしらはシュリエルに任せて空に上がる。その途中、「誰が逃がすか!」アイツの元にまた集まった血の塊から鞭のようにしなる超長い剣が伸びてきた。シャマルが「この・・・!」あたしらを守るように渦巻く風の盾・風の護盾を展開、初撃は防げたけど、2撃目で寸断された。その間にもっと高度を上げることができた。その直後、

――デアボリック・エミッション――

シュリエルの攻撃が発動した。あれを食らったらさすがにただじゃ済まねぇはずだ。少しの間効果が続いて、そんでからデアボリック・エミッションが消えた。シュリエルの姿が見えた・・・・なんでか倒れてる状態で。

「「「シュリエル!!」」」

そんでウルリケなんだけど。・・・あれ? おい、アイツって髪の色・・・白だったよな。なのに今は灰色だ。騎士服もどことなく変わってる。間違いねぇ、今のアイツは「融合状態かよ!」最悪過
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ