16話
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「よーし!ではネギ少年のナギのなにが聞きたいかね?」
「うーんとね、うーん?」
「そんな悩まなくて何でも答えてやるぞ〜」
それでも尚頭を悩ますネギ・・・可愛い奴め、まったくあのナギからこの子が生れるとは、世界と言うのは摩訶不思議である。
「あの〜アレンさん?」
「うん?なに」
俺が悩むネギを見てると横からネカネちゃんが小声で話しかけて来た。
「やっぱり昔のナギさんて、何て言うか、その〜結構な問題児でしたよね?」
「そりゃ、俺と二人でよく口にも言えないような子としたもんさ」
あの比は二人とも子供だったからな〜まぁ今でもやる時はするけどね!反省なんぞするか!
「それでですね、ネギは自分のお父さんは賢くて真面目な人だと思ってるんです。だから、その〜」
「OK把握した。任しとけ」
「すいません」
「気にすんな、仕方ないさ」
そりゃあ、憧れのお父さんが、札付きの割るんなんて子供からしたら堪ったもんじゃないよな、この性でネギがグレるのも嫌だし。ここは俺とナギは凄い奴だって嘘をつこうじゃないか!
「じゃあね!」
そんなこんなで俺たち三人は朝までナギと俺の粗大でスペシャルな昔話をしたのだった。めでたしめでたし
「わはぁ〜よく寝た〜おーい、ネギ朝だぞ〜」
「う〜ん、眠い〜」
俺が村に帰って来てからもう半年が経とうとしている。なんとも早いもんだ、ネギ会ったのがついこないだの様な気がする・・・いや、普通に長かったな。アーニャちゃんにも会ったぞ!まさか俺と同じ炎魔法を使うとは思いもよらなかったぜな!それもこれも俺の隣で寝ているネギの性だ。大人しそうに見えてやる事が、めんどくさすぎる!大型犬に戦いを挑んだり、真冬の湖に落ちたりと、肉体と精神でも鍛えてるのかと思うぐらい凄いのだ。まぁ、さすがにあれだったので訳を聞いたら、「危なくなったら、お父さんが助けに来てくれるから」
「だもな〜」
はぁ〜、何だかんだ言ってやはり寂しいのだ。
なぁ、ナギ、お前の事だからナンか訳があって、ネギを村に預けたんだろ?自分の息子を危険にさらさない為とか、それでも一度で良いからネギにあってやれよ
「う〜ん、おはよお〜アレン」
「ああ、おはよう」
俺じゃ父親の変わりは無理なんだよ。ナギ
「ネギ今日はなにをするの?」
もうすっかり習慣になったネカネちゃんの朝ごはんタイム、朝ごはんを頬張っているネギにそんな事を聞いている姿はもう完全にお母さんである。
「今日は夜まで湖で魚を釣るんだ!大物釣るぜ!」
「んじゃ今日の晩御飯は、ネギが釣ってきた魚だな」
「ふふ、じゃあお弁当作らないとね」
「うん!任せて」
元気よく返事をするネギ、それを優しく見守るネカネちゃん、本当に平和である。ただ気がかりな
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