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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth17燃えるベルカ・イリュリア戦争〜The Illyrian waR〜
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ら。もうさ、驚く事もないんだけどさ。あまりにも呆気なさ過ぎだろ、戦船。シュリエルのデアボリック・エミッションとオーディンのデアボリック・エミッションの多数同時発動のヘクサ。
ありゃ反則だろ。つうかオーディンのエミッションの威力が半端じゃねぇ。オリジナルの使い手のシュリエルのエミッションより強いってなんだよ。まっ、そんなオーディンとシュリエルのコンビだからこそ、あたしは安心して見ていられた。
だけど、だんだん雲行きが怪しくなってきやがった。ミナレットから放たれるカリブルヌスが巨腕イロウエルを粉砕。そん時に戦船が全部潰れたけど、ミナレットの脅威がそれ以上に厄介なモンになっちまってる。
(けどあたしらが出てっても何も出来ない。だから・・・)
待つんだ。あたしらの出番が来るのを。そう思ってひたすら出て行きたいのを耐える。そんな時、「む? あれは・・・!」ザフィーラがミナレットの奥を見て唸った。あたしらをそっちを見詰める。なんか・・・いくつもの影が・・・飛び立った? 目を凝らす。距離があり過ぎてなかなか判別できなかったけど、オーディンとシュリエルが居る場所に近づくにつれて・・・ようやくそれが何なのか判った。
「アイツら・・・!」
この前、自爆しやがったあの狼たちと同じ、名前は確かプリュンダラー・オルデンって奴らだ。戦えなくなった騎士を改造して生み出した、青白い甲冑を身に纏った合成獣。今回はあの狼の他にデケェ蛇とか熊とかが空を飛んでやがる。
「「「オーディン!!」」」
ソイツらが一斉にオーディンに向かって突撃していく。シグナムが「いくぞ。ここからは我らの仕事だ!」って降下する。きっと奴らの団長も居るはずだ。あたしはソイツに用がある。
(仲間を自爆させるようなクソ野郎のツラを見て、そんでもって張った倒さねぇと気が済まねぇ)
戦って死ぬ事は騎士の本望だって思って、人間から獣に改造されてまで戦場に戻ったってのに、最期は操られて自爆って・・・。ふざけんな。奴らは敵だけど、でも同じ騎士としてやっぱり戦いの中で死なせてやりたかった。だから自爆させた張本人(だと思う)の団長・・・名前は確かウルリケ(だっけ?)をブッ潰す。
シグナムに続いてあたしらも急降下。シグナムが狙うのは、光の翼を生やした大蛇。ザフィーラは、ザフィーラ以上にデカイ白い毛の熊(コイツも光の羽がある)。んであたしは、「おらぁぁぁああああッ!!」自爆したアイツと同じ狼に突っ込む。交戦に入る前に、「いきますっ!」シャマルが小型の竜巻・風の足枷を幾つも発生させる。足枷は奴らの行く手を邪魔するように発生したから、否応なく急停止。そこを狙って、
――テートリヒ・シュラーク――
――紫電一閃――
――牙獣走破――
あたしは“アイゼン”の一撃を狼の横っ面に
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