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Fate/Fantasy lord [Knight of wrought iron]
磔刑は聖人を裁きし矛
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さい。そうすれば、少しは部数が伸びるわよ」
「それはそれは、ご忠告ありがとうございます。では、話も訊きましたことですし、そろそろそれをお返しくださ―――」
そう言い手を伸ばすも、パチュリーが全身で外套を隠してしまう。
どことなく上目遣いな表情と無言の首振りが、彼女の望みを明確に表していた。
「―――あげませんよ」
「いいじゃない、どうせ貴方が持っていても腐るだけよ」
「それはそうですけど、それはまだ取材の素材として使うので駄目なものは駄目です」
「じ、じゃあそれが終わったら―――」
「それは約束しかねます。一応最終的には持ち主に返す予定なので。でもまぁ、もともとあげたようなものっぽいですし、持ち主がいらないと言ったならばあげますよ」
「約束よ」
「はいはい」
魔女の可愛い一面を垣間見て、思わず笑みをこぼす。
こうして見れば素材はいいのに、本当に勿体ないと思う。
まぁ、彼女も一種のキャリアウーマンのようなものですし、ある意味同類と言えますか。
外套を受け取り、紅魔館を立ち去る。
じめじめとした空気から一転、解放された感覚に心が躍る。
さて、次はどう攻めていきましょうか。
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