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『ある転生者の奮闘記』
TURN14
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見たら戦争が見えてまシタ」

 セシルはそう言ってお茶を飲む。(なお、セシルは萌○よ戦車学校のセシル・ド・ゴール似)

「ただいまぁ〜」

「お、帰ってきたな」

「うぉッ!? 雪風やないかッ!!」

 リビングに俺と双子の弟である狹霧理亞が仕事から帰ってきた。

 ちなみに理亞は俺や茂と同じ前世の記憶持ちで、今は惑星大阪府の府知事やねんな。

「どないしたんや?」

「ちょっと海軍辞めてきたんや」

「………はぁ?」

 俺の言葉に理亞は顔を傾げた。





「……成る程な。樋口元提督のがこうなるとはな……」

「ま、俺も流石に予想してなかったわ」

 理亞はカレーを食べながら言う。

 それとセシルは理亞の嫁さんで、二人はたまたま日本橋で知り合ったのがきっかけでそのまま付き合って結婚したわけや。

 今では男三人、女三人の兄弟姉妹がいる。

 お前ら作りすぎや。

「だってセシルを愛してるしな」

「私もリアを愛してるヨ」

「……額に穴開けるでほんまに……」

 俺の前でイチャつくな。

「それで、雪風は今後どうするんや? ウチの府庁で働くか?」

「あぁ、今のところはまだ決めてないな」

「ほんなら、大阪の自衛軍に入らへんか?」

「自衛軍やて? 前世の日本の自衛隊みたいなのか?」

「あぁそうや。メシ食ったら内容を言うわ」

 自衛軍なぁ………。






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