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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
光輝への目覚め 
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ガギィ、と大剣を二刀で払いあげ、自身の直感で攻撃を始める。

ヒースクリフは、スターバーストストリームを使っていた。何より創造者である彼が、二刀流のスキルを知らないはずがない。

剣戟の応酬。しかし、押されているのはキリトだった。相手の一撃が自身の一撃よりも重く、押されていく。

そして刀身をそらせて、キリトの腹部へと到達したヒースクリフは、二刀で袈裟切りにした。

HPが一気に削られ、危険域へと突入する。キリトが膝をつき、ヒースクリフはアルゴへと再び歩み寄った。

キッと睨み付け、アルゴはユキの死体に覆いかぶさるような体制となっていた。そして、ヒースクリフがブンと大剣を振ったその時――――――――――――――。

大剣が、掴まれた。アルゴをやさしく抱き、優しくアギトが寝かせる。

振り向き、ユキは言った。

「地獄の底から戻ってきましたよ・・・。茅場さん」

カウントが光りはじめ、ユキが拳を握り、茅場に宣言する。

「人の運命が、あなたの手の中にあるなら・・・・僕は・・・僕はそれを奪い返す!」

キュイン!、と言う音と共に、バーニングフォームの鎧たちがひび割れ、砕け始める。

神々しい光が漏れ、同時に鎧が砕け散った。アギトのその姿は、分身するようにいくつにも割れ、やがてユキに集まった。

カウントはゼロ。走り出せ、誰かを守るために。

光輝への目覚め、仮面ライダーアギト シャイニングフォーム。

「・・・!!」

ヒースクリフが戦闘態勢をとる。ユキがシャイニングカリバーを取出し、肉薄した。

「おおおりゃあああ!!」

ユキの放つ剣戟。ヒースクリフはその変化を感じ取った。パワーは下がったが、それを補うようにどんどんと加速していく。

「・・・グッ・・・!」

思わずうめいた。まさか、彼は。ヒースクリフは少し笑った。ユキは最後のエクストラスキルを持っている。

エクストラスキル、加速。茅場が、この世界に存在しないであろう者をモデルに創りだした能力。

扱える者がいないと踏んで創った能力。その発動条件は、全ての人を守りたいと願ったもの。

「オオオオオオオオッ!!」

剣戟が激しくなる。どんどん加速していく。それは脳がそれについていけないといけない。

だがユキは正義に選ばれた。その加速はとどまることを知らないのか、一振りするだけで10連撃以上が放たれる。

茅場の可能性は加速と二刀流だった。ギャリン!!とシャイニングカリバーの一本が折れた。

「キリトさん!!」

「オオオオオオおおおっ!!」

キリトが背後からジ・イクリプスを放つ。防ぎようがない連撃。そしてユキが気合を込めると、地面へと白いアギトの紋章が現れる。そして茅場の目の前
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