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問題児たちと1人の剣士が来るそうですよ?
問題児と1人の剣士
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「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と3拍子揃った駄目人間なので用法と容量を守った上で適切な態度で接してくれよ。お嬢様」

「取り扱い説明書をくれたら考えといてあげるわ」

「ヘヘッマジかよ。今度作っとくから覚悟しとけよ」

「いきなり喧嘩とはすごいよなあんたら」

「そういえばあなたがまだだったわね」

「え!地味に忘れられたの!?……まぁいいや俺の名は天童荒谷。3人ともよろしく」

「えぇ。こちらこそ」



その一部始終を見ていたものがいた。名は黒ウサギ。4人をこの世界に呼んだ張本人だ。木の後ろに隠れて4人を観察していたところだった。

(うわーなにやら一癖も二癖もありそうなばかりですねぇ〜…。いえ、だからこそ!)

「で、呼び出さられたのになんで誰もいないんだよ」

「そうね」

「まぁいいじゃねぇーか。こうなったらあいつにでも聞けばいいだろ?」

荒谷がさした方向は黒ウサギがいるところだった。

(ひゃう!!き、気づかれていたー!!)

「あら、気づいていたのね」

「まぁね。気配を感じとるのは得意だからさ。2人も気づいていたんだろ?」

「当然。かくれんぼなら負けなしだぜ」

「……風上に立たれたら嫌でもわかる」

「ヘぇ〜。面白いなお前」

「ほら。さっさと出てきたらどうなんだ?」

4人はいかにも怒ってる顏を向けてきたので

(し、仕方ありません。こうなったら)

黒ウサギは観念し、4人の前に姿を見せた。

「や、やだなぁ4人様方。そんな狼みたいな怖い顔で見られると、死んでしまいますよー。ええ、ええ古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギに免じて
ここは1つお話を聞いていただけたら嬉しいのでございますよ?」

「断る」

「却下」

「お断りします」

「説明による」

「あっは、取り付くシマもなしですね。しかも今、黒うさぎの説明で今後の運命を左右されるとは」

「あ、それともう1つ」

黒ウサギはなんのことか思っていると両者から耳を引っ張られた。

「えいっ」

「うぎゃあ。な、なにをするですか!ちょっ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引きばかしに来るとは、一体どういった了見ですか!?」

「好奇心の為せる業」

「俺の場合はこれを触ってみて本物かどうか確かめてそうだったら話を聞こうと思ったのだけど?」

黒うさぎはなんとか脱出し、

「それなら触る前に言ってください!ていうか触るというより引っ張ってるじゃないですか!!」

「へぇ〜このウサ耳っ
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