≪黒死病の叙事詩≫小話
登場人物 性格 他
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り、死の危険もできた。だが俺は怯えない! 屈しない! 逃げない! 変わらない! 難しいならそれを超える技術を培えばいい! 死の危険があるから恐ろしいということには直結しない! この世界が百層までならすべて突破するまでだ! 逃げ出して失って見下され惨敗を喫し、一矢も報いることができないほうがずっとずっと悍おぞましい! ――それが彼らとの違いで、この俺の強さだ」
一人称、俺。二人称、君。キレたりハイになると、貴様。『だが』『さ』『かい?』『か』『だ』『ぜ』で締める。
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▼インディゴ (サブ主人公・≪蒼龍≫)
≪蒼龍≫と呼ばれた彼女はまさしく、青色の少女だった。濃紺色のロングストレートの髪が耳の後ろで流れ、コバルトブルーの双眸が彼方を見つめている。腰に差し戻した片手剣と盾から、彼女が女性にしては幾分も珍しい最前衛の騎士であることが推理できる。
彼女が姿勢を正すとその背は想像よりも高く、青が基調のロングコートが揺らす。腕の細さや首の細さでややスレンダーな骨格であると推測できるのだが、コートを始めとする全身の分厚い皮の装備が健康的な体型に見せている。それでもデザインには凝っているのか、その服装が女性としての彼女の品位を貶めているということは無かった。派手でもなく地味でもなく、まるで冷厳さを表現しているかのようだ。
しかし青色によるクールな雰囲気とは裏腹に、彼女の仕草や表情から出てくるものは明るかった。上品で物静かな仕草と人懐っこい笑みと軽やかな口調は、ブルーというよりもホワイトに近い。矛盾するかのような外面と内面は、混ざり合わずに模様となり、私の脳裏のスクリーンで広がっていた蒼龍像を強烈にカラーリングしたのだった。 (ヒースクリフ談)
「じゃあなんで会いに行くのよ。――ああ分かった。貴方、実は魔法少女趣味なのね。月に代わってお仕置きされたいんでしょ」
「スバルのせいで私の実力は目立たないかもしれないけれど、もし私が雑多な有象無象の一人だと思っていたのなら、それは中々微笑ましいことだわ」
一人称、私。二人称、貴方。アイの愛称はスバルだけ。口調は基本丁寧。『かしら?』『ね』『の?』『よ』『だわ』で締めることが多い。
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