日常風景のパフォーマンス
第30話
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先日買った水着に着替えて砂浜にまでやってくるとアーチャーさんが昼食の下準備をしたり、祐斗さんがそれの手伝いをしている中、パラソルの下で早速酒を飲んでいるアザゼル様と爆睡している師匠が目に入る。しかも、師匠は何かの結界を張った上でだ。
今日まで色々と急がしそうにしていたのは分かるっすけど、それでも女性陣を完全に無視する様に寝ている師匠にちょっとイラッと来たっす。とりあえず日頃の恨みも込めて埋めるっす。
ルゥが何かの遊びと勘違いしたのか一緒に師匠を埋め始め、他にもイリナとかゼノヴィアも手伝い始める。何でもコカビエル討伐の折に色々と酷い目に会わされたそうっす。その時は分離出来なかったそうっすけど、表面に出ていたのをアーチャーさんに確認したそうっす。あとは、久遠もおもしろそうだからって手伝ってくれたっす。
いやぁ〜、久遠とは相性が良いと言うか付き合いやすいっす。白音とは違って本当に猫そのものと言うか、野良猫らしい自由さが目立つっす。まあ、野良猫みたいな生活を送っていたらしいっすから間違いじゃないんっすけどね。別にウチはそんなこと気にしないっすよ。妹の為に主を殺して、生きる為に色々な組織を転々とするのは悪い事だとは思えないっすから。
話が反れたっすね。師匠がある程度埋まった後、練習を兼ねて結界を敷いて封印してみる。空間固定を軸にした結界っすから更に上に砂を積んで城を作る事にするっす。途中からアザゼル様が参加した所為かもの凄く立派な城になったっすから勿体ないと思い、城の方にも空間固定を施しておく事にするっす。
そして、これだけの事をしたにも関わらず相変わらず師匠は寝たまんまだったっす。かなり間抜けな姿だったっすから記念に写真も撮っておくっす。ネタにしたらどんなお仕置きを受けるか知れた物じゃないっすけど。
「なんか予想以上に凄いのが出来たっすね」
「そうね。それ以上に凄いのがこれだけの事をされて全く起きる気配がないプロフェッサーも凄いわね」
イリナの意見に殆どの人が同意したっす。もちろんウチもっす。
「あれ、プロフェッサーはまだ寝てるんだ」
白音と二人で遊んでいた祐斗さんがやってきたっす。意外と鍛えられた身体をしてるっすね。同じ身体を作ってるはずっすから師匠もあんな感じっすかね?全然想像出来ないっす。明らかに研究職の生活してるっすから。あっ、でも資材とかをまとめて担いでたりしてたっすね。
「やっぱり無理をさせていたのかな?」
「楽しそうに色々とやってたっすから問題無いっすよ。それに一段落着いたらしいっすから」
「ミカエルから頼まれてる奴が仕上がったんだったか?よくあんな物を作れたな」
「いやいや、それはとっくの昔に完成してるっす。堕天の仕組みを聞いてから三日程で。それを縮小する
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