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東方大冒録
最後の希望・「超覚醒」。
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「んっ!!?」

目が覚めると、そこは先ほどまで戦いを行っていた場所ではなく、先ほど美鈴のマガイモノと戦ったあとに運び込まれた、咲夜の部屋の天井と、まったく同じものだった。それと同時に、ようやく紅魔館での用事がすべて終わったことを実感することが出来た。

「そっか、終わったんだな……。1つ目が、ようやく……」
「4日ぶりね。久しぶり、零」
「ん? 咲夜か?」

ボソッとつぶやくとドアのほうから聞きなれた声が聞こえてきた。ドアのほうを向くと、咲夜が立っていた。

「調子はどうかしら?」
「あぁ、ぐっすり眠れてすごくすっきりしてる」
「まぁ4日も眠っていたから、ぐっすりしてないほうが不思議なのだけど」
「うぉ、さっきの4日ぶりは聞こえ間違いじゃなかったんだな……」
「えぇ。お嬢様もつい先ほど目覚めたばかりよ。姿はすぐに元に戻ったのだけどね。あとで案内するから、お嬢様の部屋に来てもらえるかしら?」
「あぁ、わかったよ」
「それじゃ、用件は伝えたから、またあとでね」
「おう」

咲夜は部屋のドアを開けて部屋を出ようとする。と、

「あ、1つ言い忘れてたわ」

そう言うと咲夜は暗基の方を向き、

「人工、呼吸、ありがとね? 少しだけ、ドキッとしちゃった」
「!!!?」

暗基の呼吸を止める発言をし、そして今度こそ部屋から出て行った。

(思い出したおれ確かに咲夜に人工呼吸したっていうか何で知ってんのまさか誰か起きてたとかいうんじゃないよなオイひょっとしてっていうかいやな予感しかしねぇんだけど!!!!!!!!?」

思わず声に出てしまっていた。






























その後、咲夜に案内され、暗基はレミリアの部屋へと向かった。その途中、暗基は自分がしたことがとてつもなく恥ずかしく、咲夜の顔をまともに見ることが出来なかった。そして、これをもし同じ東方好きの仲間に言ってしまったら、俗に言う「咲夜さんは俺のメイド」とか言い出してる輩にボッコボコにされても仕方が無いといわざるを得ないな、とも思っていた。

(まぁ、おれも咲夜LOVEだしぃ〜! 得したと思っていればいいか!!)

実際暗基は咲夜が好きである。白羅との勝負に咲夜を使ったのも、暗基が咲夜好きだからである。
と思っていると、咲夜がある部屋の前で止まった。

「着いたわ」

そして咲夜は扉をノックする。

「お嬢様。暗基零をお連れしました」
「ありがとう。入ってもらって」
「失礼いたします」
「失礼します」

咲夜は扉を開け、中に入る。暗基も一緒に中に入る。中には、通称
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