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FAIRY TAIL   ある神使い達の伝説
第十話***それぞれの動き
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ェアリー)の尻尾(テイル)だと……?」

「ふはははっ」

いきなりオーグ老師は笑い、

「あれほど毛嫌いしていた妖精(フェアリー)尻尾(テイル)に何かを期待するとは、ワシも年をとったなァ」

と呟き、三人の前から歩き去り……





フィオーレ地方 レストラン 8アイランド

「はい、クウヤ君、お礼じゃ」
「あ、ありがとうございます、ヤジマさん。
……ん?これ、お饅頭?」
「あー、それはお()(ズか)いじゃよ、ギルドの皆でわけんさい」
「ありがとうございます!」

クウヤは、8アイランドでのコック兼ウェイターの仕事を終え、報酬をもらっていた。
店主のヤジマには気に入られ、よく、仕事に来ていたのだ。

「そうじゃ、今年(ことス)の大魔闘演武、クウヤ君は出るかね?」
「い、いえ……、てか、妖精(フェアリー)尻尾(テイル)自体出るかどうか……どうせ、セイバー一位でウチは最下位でしょうし……」
「……否定出来んとこが辛いな……じゃあ、頼みがあるんじゃが……」





フィオーレ地方 ???
金髪の青年と、ローグはまだ話していた。

「実際懐かしいよな、7年前って言ったらオレらこんなに小さくってよォ、あ!お前はガジルさん派だったよな、コワかったよなーガジルさん」

身振り手振りを交え喋る青年に、ローグは低テンションで話す。

「過去を引き摺るなスティング。オレ達の行く道に奴等は居なかった」

その時、

「見付けたぞーーーー!!!!」

叫びながら甲冑の男が走り、

「死ねぇーーーーい!!!!」

持っていた矢を射った。
ローグがその矢を見て、その首筋に当たる直前、

がしっ

スティングと呼ばれた金髪が、矢を掴み、

ガリッ

口に含み、

「矢を…食べ…え?」

甲冑の男は震える。
矢は、(やじり)からどんどんとスティングの腹に溜まる。

バリ バリ ボリ バリ

「まさかコイツ……!!!」

スティングは、口に魔力を溜め、

ドガガガガガ

「あ……う…あ……」

男の顔スレスレを通り、向こうの壁に大穴を開ける『咆哮』を放った。

「あれぇ?調子悪ィな、外しちゃったョ」

男は、ガタガタと震え、叫ぶ。
怯え、脅えて、逃げる事にも思考がいかず。

「…………こ……こいつらだったのか…あの……剣咬(セイバー)(トゥース)の双竜……」

一息溜め、続ける

「白竜スティングと影竜のローグ、二人組の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)!!!!」

声に出すと思考が回復したようで、

「うあああああ」

と叫び、逃げ出した。

「オイオイ」

スティングが呆れたよ
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