ハイスクールV×D ライド5
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ている意味を理解したのだろう……彼女の表情が凍りつく。
「自分の力から逃げている戦車」
小猫の表情が強張って四季へと驚きに満ちた視線を向ける。
「八つ当たりしか出来ない、心も含めて全てにおいて半端な剣士として三流の騎士」
木場の表情に浮かぶのは怒りの感情。
「優しいのだけは認めてやるが、考え無しの行動……。同じ場所に居た仲間の命を踏みにじる行為をした僧侶」
驚きの感情が浮かぶアーシア。そして、四季は最後にリアスへと向き直る。
「そんなやつ等の仲間になりたがるとでも思ったか?」
「貴方……何処まで知ってるの?」
「さあ、姫島先輩のご両親とか、小猫ちゃんのお姉さんの事とか、そこの同性愛者の過去とか、アルジェントさんの転校前の事とか……ですかね」
表情が険しくなるリアスを他所に四季は笑みを浮かべながら、
「あとは……貴方が扱えない、もう一人の僧侶の事とか。自分の手持ちの駒も使えない王の元に好き好んで着きたがる奴は居ないと思いますが」
嘲笑を浮べて告げる四季の言葉、それに対して平静を装いながらも、リアスは内心で憤っていた。
そんな彼女の心情を予想しているが、己の内に在る守護竜の記憶と、光の超兵装の記憶……ブラスター・ブレードが側に立つ聖騎士達の王の姿。詩乃を守る為に彼女に剣を預けた身の上だが、少なくとも……惑星クレイの騎士王と比べるとリアスは王として圧倒的に見劣っている。
二つの意味で四季が彼女の眷属になる理由は無い。
「はっきり言おう、オレは既にオレの一番大切な人に剣を預けているし、貴女はオレが剣を預けるべき相手じゃない」
そう言ってソファーから立ち上がり、
「貴女はオレが仕えるべき主じゃない」
「テメェ!!!」
(……そう言えば、結局コイツだったな……最弱の赤龍帝)
四季の言葉に真っ先に激怒したのは一誠だった。先ほどの他の眷属達に対する言葉……理由こそ分からないが、その言葉に今までに無い態度を見せていた事は理解し、その上でリアスに対する暴言に対して怒りが爆発していた。
「就くべき主を見定めるのは必用なことだと思うぞ、変態」
「テメェ! 部長の何が不満なんだよ!?」
「……全部言って良いのか?」
あの後、誰が赤龍帝なのか調べたが、一誠で有った事は頭を抱えたくなった。
「堕天使にはぐれ悪魔の進入を許す管理能力の低さと、舐められている能力」
四季の言葉に一誠の顔に怒りが浮かぶ
「第二に先日の婚約破棄の件」
「なっ!? それの何処が悪いって言うんだ!?」
「少なくとも、自由に結婚相手を選べないのは貴族と言う者の……恵まれた人生に対する対価だ。加えて、その為の合宿に対しては家の力で施設や
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