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東方変形葉
幻想変化
東方変形葉56話「真昼間のフェアリーダンス」
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「・・・というわけで、小麦粉などを買いに来ました〜!」
人里に行き、レポーター気分で鈴奈庵へと特に用もないのに上り込むどう考えても迷惑千万で奇行な俺は、たこ焼きをつくるための材料を買いに来たぜ!タコは腐るほどあるけどね!
さて、目の前に「その報告をしにここに来たのかしら」と言わんばかりのジト目小鈴がいたり。
姫雪たちは今、永遠亭でちょっとしたことをしているらしい。いったい何をしているんだろう?
「それで、そのタコ焼きっていう食べ物をつくるためにここに来たの?」
「ん〜、いや。なんとなく顔を出しておこうかなと思ってね」
あとで響希や阿求のところにも顔を出してみるかな。
・・・いや、面倒だからいっそここに萃めてみようか。
「というわけで、約二名の友人ここにあつまれ!」
「どういうわけ!?」
「阿求と、もう一人俺の友人をここに呼び寄せたよ」
「はい?」
しばらくすると、チリリンと店の扉が開く音がした。
「あら、裕海さんじゃない」
「んあ?葉川がいる?」
「・・・ほんとに来ちゃったし」
小鈴は俺の術に多少ながら驚いて呆然としているようだ。いまさら何を。
「やあ、2人とも。元気だった?」
「ええ、元気よ」
「そういや最近会ってなかったな。俺はいつも通りだぞ」
冬がもう過ぎはじめ、桜の木が徐々に変化を起こしているこの季節、当然ながら花粉が漂っている。なので、花粉症ではないのだが鼻がくすぐったい。
響希は花粉症なのかマスクを着けていたので、どう見てもいつも通りじゃないんだが。
「そういえば響希はこの二人と面識があるの?」
「ああ、あるぞ。稗田さんはこの間外来人ということを聞きつけて取材に、本居さんは店で古い本を借りるときに知り合った」
そーなのかー。・・・響希はインドア派かと思っていたけど、そうでもないのかもしれない。
「さてと、じゃあみんな解散!」
「えええええええええっ!?」



いつもの店で買い物を済ませ、家まで戻ってきた。
・・・・・・。
誰かが家の中にいるな。
わかりやすい痕がついている。
気配の変化で気配を消し、そっと窓から家の中をのぞいてみる。
「サニー、これは何?」
「わかんない」
「それよりも、選ぶ家を間違えたんじゃないの?だってここ、あの“変幻操作の人形師”の家だよ。見つかったら何されるか・・・」
「甘いわルナ。そういう家でいたずらをして成功させるのが、最強の妖精への第一歩よ!」
・・・三人組の妖精だ。
手荒なことはしたくないけど、少しだけお仕置きするか。
「重力の変化っと」
妖精のいる空間だけ重力を大きくする。結界を張り、家の物は重力の影響を受けないようにして。
「な、なに!?体が重いよ!」
「うぐぐ、何なのよ!」
「おもい〜っ!」
本当はもう少しやっておき
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