第五章 楽園
第15話 園神凜袮
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か幼馴染みとずっと一緒にいるなんて当たり前じゃないか。何で俺はそんなことを……
(………ザザッ……)
そうだ。今からならまだ間に合う。凜袮に謝って許してもらおう。
(ザッ………ザザッ……!)
そうだよな。凜袮とずっと一緒にいられたら、それこそ……素、敵、で……
士道「………っ!?」
何だ……これは……?記憶……?ダメだ。情報量が多すぎて頭の処理が……
(ザーーーーザザッ!)
凜袮「やっぱり……私じゃ、本当の家族にはなれはいんだね……」
(ザーーーー……パキッ……!)
士道「りんーー」
(パキパキパキバキバキッ!!!)
悲しそうに呟く凜袮を最後に、世界が割れた。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ここは……戻ってきたのか?
ルーラー「私の〈凶禍楽園〉から……〈無へと帰す者《パラダイスロスト》〉から抜け出したというの……?」
根っこに縛られた凜袮……ルーラーがそう言った。
つまり、
あそこで凜袮とずっと一緒にいたいって言ってたら……
俺だけ楽園で暮らし、世界は滅びてたんだ。
士道「どうやらそうみたいだな」
ルーラー「そっか……ーーもう大丈夫なんだね、士道……」
士道「え?どういう……」
ルーラー「貴方は〈無へと帰す者《パラダイスロスト》〉を打ち破った。私にはもうーー」
士道「凜袮、聞いてくれ」
少し間を開けてから、言った。
士道「凜袮。俺はさっきとても楽しいデートだと感じた。俺はもうお前は家族なんだよ。ずっと一緒にいてほしいって心の底から思う。だから一緒に帰ろう?みんなも待ってる」
凜袮「士道……」
〈無へと帰す者《パラダイスロスト》〉へと誘うムチが消えた今、士道の進む道に障害はなくなった。
士道は凜袮の方へと駆け寄る。
士道「凜袮、大丈夫か?」
凜袮「私から〈凶禍楽園〉の制御が離れた。このままほっておけば世界は滅びる……」
士道「っ!?どうすりゃ……」
凜袮「方法ならあるよ」
士道「っ!それはーー」
凜袮「私を、封印して……」
士道「っ!?」
凜袮「そうすれば世界は救われる……士道にしか出来ないことだよ?」
その時、
地面が揺れた。
凜袮「そうすればみんな一緒に帰れる。士道、悩んでる時間はないよ?」
士道「分かった……じゃあ行くぞ」
凜袮「うん……最後にいい夢を見れたから……」
その瞬間、
唇と唇が重なった。
士道「(何で凜袮
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