暁 〜小説投稿サイト〜
とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第15話 園神凜袮
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
?……ゴメン、忘れた。何だっけ?」

凜袮「もう士道ったら……ほらーー」



凜袮「今日のデートの約束、忘れちゃった?」



ーーーー
ーーー
ーー


〜士道side〜


どうやら俺は凜袮とデートの約束をしていたらしい。はて、いつの間にしたんだ?

凜袮「士道!ほら、早く早く!」

士道「おい、待てって!」

凜袮「ねぇ、お腹すいたからレストランに行かない?」

士道「そうだな。もうお昼だし」

凜袮「じゃあ、早く行こっ!」

士道「ちょっ……凜袮!?」

不意に手を握られてドキドキしてしまった。


その日の凜袮はいつになく積極的で、とても楽しそうだった。

レストランでは、

凜袮「こうやって士道とデートするの久しぶりだね」

ゲームセンターでは、

凜袮「うぅー!惜しいー!あとちょっとだったのにー!」

商店街では、

凜袮「あ!あのパン美味しそう!」



とにかく、士道のデートを心の底から楽しんでいた。

俺もふと笑みがこぼれるぐらいにな。

士道「どうする?もう夕方だけど……」

凜袮「あ、最後に行きたいところあるんだけど……いいかな?」

士道「別にいいけど……」

どこへ行く気だ?


ーーーー
ーーー
ーー




と、連れて行かれたのは高台公園だった。

凜袮「綺麗だね……」

士道「そうだな」

凜袮と二人で高台公園からの景色を眺めていた。

凜袮「今日のデートとっても楽しかった。士道は?」

士道「俺も楽しかったよ。新しい凜袮を見れたようで……なんか新鮮だったよ」

凜袮「あはは……もしかしてはしゃぎすぎちゃった?」

士道「そんなことはないさ。毎日忙しいんだから、羽休めぐらしいとかないとな」

凜袮「ありがとう。でも思っちゃうんだ。明日も明後日も、来週も、来年も、ずーっとこんな日が続けばいいなって」


そうだな。


でも俺はどう思ってるんだろう。




ずっと続けばいいと思ってるのか。


このままじゃダメだって思ってるのか。



………


自問自答してみたら答えはすぐに出たよ。

確かにずっと続いたらいいのかもしれないな。

士道「ダメだ凜袮……それは出来ない……」

……あれ?

凜袮「え……どうして?」

分からない。俺も勝手に口が動いたカンジだった。

凜袮はとても悲しい表情をしている。

何で俺はそんなことを言ったんだろう。心ではずっといたいって思ってるのに。


(……………ザザッ……)


誰も気づかないようなノイズ音がした。


っていう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ