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とある3人のデート・ア・ライブ
第五章 楽園
第15話 園神凜袮
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凜袮「あはは……来ちゃったんだね、士道」



制服姿の園神凜袮がいた。



上条「結構早かったな。もう少しかかるかと思ってたけど」



上条当麻と一緒に。

士道「やっぱり凜袮……お前が……!」

凜袮「気づいてたんだね。……そう、ルーラーは私」

士道「!?」

一瞬、眩い光があったかと思うと、彼女ーー園神凜袮の姿がルーラーの姿となった。

士道「っ!!どうして……!?」

ルーラー「どうしたもこうしたも……全て私が生まれた瞬間から決まっていたの。私は〈凶禍楽園(エデン)〉の支配者。そして貴方を閉じ込めたのは私」

士道「何で凜袮がそんなこと……!」

その問いに、今まで黙っていた上条が口を開いた。

上条「士道……気づいてなかったのか……?」

士道「一体何の話を……?」

彼は、ゆっくりと口を開いて言った。






上条「……園神凜袮と″幼馴染みという記憶″は『偽り』だ。全ては、埋め込まれた記憶なんだ」







士道「ッ!?」

何となくは気づいていた。その小さな違和感が、どんどん大きくなって……

凜袮がルーラーだって気付けたのもこの違和感のおかげでもある。

上条「……お前は、ルーラーが創った楽園を否定した。それを分かってるのか?」

士道「テメェこそ、何で凜袮と手を組んだ?それを言うならお前こそーー」

その時、士道は思い出した。

一方通行の言葉を。





一方『あの野郎の右手が絡ンでンのかァ?』





上条当麻の右手。

士道「まさか……上条の右手って……」

上条「そういやちゃんと説明してなかったっけ?俺の右手は『幻想殺し』って言って、どんな異能でも打ち消すんだ……例えそれが、神の奇跡や、精霊の力でさえもな」

士道「……!!」

確かに違和感はあった。でも聞けなかった。

心の奥底で恐怖に怯えていたから。

特に、





あの龍の右手を見てからは……







ルーラー「やはり、貴方は消さなければならない……」

士道「ッ!?」

ルーラーはオレンジ色の球体を作りだした。



でも、それでも。



言わなければならなかった。



自分の気持ちを。



凜袮に。






士道「待ってくれ!確かに幼馴染みじゃないかもしれない。俺たちをこの世界を閉じ込めたかもしれない……でも、だからってお前の笑顔は消えるわけじゃないだろ!!
お前はもう俺の日常なんだ!だからお前と一緒に帰りたいんだ!!」







彼の熱い思いは、少なからずと
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