暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
Fの記憶/雨の中を乗り越えて
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
消し去らん

「憎しみにとらわれてはいけない。それは、色んな人を見た君が一番知ってることだ」

「グワああああああアアッ!!」

闇が叫び、雄介を殴りつける。

「グワああああアアッ!!」

マウントされた雄介はそれを受け続けた。マスクから涙が零れ落ち、雄介のマスクに落ちた。

「君を・・・待ってる人がいるよ。・・・ほら」

闇は気づいた。自身の後ろに抱きついている者がいることに。

「・・・もういいんだヨ、ユキ・・・。もういいんダ・・・」

闇から声が漏れた。

「ア・・・・。アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああああああああアアッ!!!!!」

雄介が言った。

「戻ろう、ユキ君。君がやることはこれじゃない。大丈夫、戻れるよ・・・」

その言葉が発せられた瞬間、バチンという音が響き、漆黒の鎧が剥がれた。




「まったク・・・。アリガトウだヨ・・・」

気絶したユキと怪我をしたアルゴを雄介は一人で支えていた。

「いや・・・。お礼はユキ君に行って」

君のために戦ったんだから。

「それより・・・あんたは何者なんダ?」

「俺?俺はこういうものです」

男が渡したのは名刺。そこには2014の技を持つ男、

「五代雄介?」

と書かれていた。

「なんデ、2014の技なんダ?」

「んー、それはね、僕がいる世界は2014年だからなんだ」

「ハ?」

アルゴの疑問は当然だった。現在の世界は、2024年であるはずだからだ。

そして、世界と言った。

「ま、まさカ、アンタ・・・」

「うん、君の思う通り、ぼくは別世界の人間だよ」

「・・・・え?」

話が大きすぎてついていけないのか、アルゴは自分から質問するのをやめた。

「ひとつ・・・聞いていいカ?」

雄介がなに?、と言う。

「アンタは・・・。ユキと同じ姿に変身していたガ、アレハ・・・なんダ?」

「あれはね・・・、古代の人が人々を守るために作った戦士なんだ。俺の前に変身していたのはもっとすごい人だったんだ。俺は二代目だよ」

「・・・それより・・・なんでアンタは泣いてたんダ?」

え?と雄介は言った。

「アンタの顔、涙のあとがあるんダ」

「そっか・・・。泣いてたんだ、俺」

雄介がしゃがみこんだ。

「え、ちょっ、何してるんダ!?」

立ち上った雄介は、宿に入って行った。









ユキをベットに寝かせると、彼は、話し始めた。

「まず・・・俺が戦い始めた所から教えなきゃね」

雄介は自身の戦いを語り始めた。そして、ついにアルティメットの話になった。

「あいつは――――――
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ