第十四話
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セーの作った神器は自身の手には負えないような代物になってしまった。
それでも、イッセーは後悔していない。それが、私たちを救える力となるんだから。
「でも、もう問題はないわ。ドライグの意識も戻っているみたいだし、時間が経てばイッセーの意識も戻るでしょう」
「あ、あの!」
「ん?」
話を終えてイッセーの下に行こうとしたら白龍皇に呼び止められた。
「い、イッセー君、大丈夫なんですよね……また、会えますよね?」
「…………ふふっ、会えるわよ。あなたが会いたいと願っていればね」
私はそう言って少しだけ微笑む。
白龍皇……いや、ヴァーリと呼びましょうか。彼女もまた……イッセーに惹かれたのね。
イッセーは誰でも救う。文字通りその子に何も負い目がなければ。ヴァーリの件に関してもそう。
まあでも……ヴァーリには、負けないけどね♪
SIDE OUT
守りきれたよな?俺……カミトさん……?
「ああ、お前は守りきったよイッセー。だから……安心して寝てろ」
ああ、お休み……カミトさん……。
「ん……んぁ……」
意識を浮上させる。
あれから、何時間経ってんだ……?外が明るいから少なくとも昼だっていうのはわかるけど……。
「ふわぁ……ん?」
俺が寝ているベッドに何かしら違和感がある……?
俺は被っている布団を引き剥がしてみる。
「すぅ……すぅ……」
そこには……なぜか、銀髪の美少女が寝ていた。恐らく、俺のYシャツを着て。
「というか、ヴァーリじゃねぇか……おい、起きろヴァーリっ!?」
俺は起こそうとしたらヴァーリが寝返りをうつ。そして気づいた。気づいてしまった。
ヴァーリの奴、Yシャツの下には何も着ていやがらねぇ……!
「ちょっと待て!?何がどうなってんだ!?」
「イッセー起きたの!?」
と、俺の声を聞いたのかクレアが俺の部屋にやってきた。
そして、俺の状況を凝視する。
「……………………」
何だか、どんどん顔に陰りが出てきてませんかね?クレアさん……?
「イッセー……あんたって奴は……!」
そしてなぜかその手には鞭が……って、炎の鞭じゃねぇか!
「待て待て待て!俺の意識がさっきまで無かったのはお前だって知ってるだろ!?」
「うるさい!そんな恰好になってるのを見て普通にしている事があんたが変態だっていう証拠じゃない!」
「お
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