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インフィニット・ストラトス大和の戦い
16話
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「本音、抱きつくのやめてくれない?」

「やだー」

ですよね〜

「簪さんは?」

「そこの物陰〜」

本音の指差す方向に岩があり、簪さんが顔だけ出している

俺は岩に近づき。

「出ておいで簪さん」

「……恥ずかしい」

これって女性が好きな男性に見せるのが恥ずかしいのシーンだよね?

「本音手伝ってあげて」

「は〜い」

本音が俺から離れ岩陰に消えていくと

『や、やめて〜』

『ヤマトが待ってるよ〜』

『イャァァァァァ』

本音なにやったの?

簪さんが岩陰から涙目で本音に支えられながら出てくる

「本音やりすぎ」

「う〜ごめん」

そんな会話をしていると簪さんが泣き崩れる

「ぐっす……ヤマトの馬鹿」

簪さんの水着は俺が買ったひらひらがついている水色のビキニ

「ごめんね。でも、似合ってるよ」

「………本当?」

赤い顔をしながら聞いてくる簪さん

「本当だよ、かわいいよ簪さん」

「……ヤマトの意地悪」

ごめんね、俺ってそういう性格だから。

その後簪さんに『何でも言うこときくよ』という形で許してもらった。

続く
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