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執筆手記
没ネタその4 リーファのそーどあーとおんらいん
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処行くのッ!?」

「…………第百層だよ――――じゃあね」

「待ちなさいッ! 本当に死んじゃうんだよッ!? もうゲームじゃないんだよッ!?」

「…………解ってるよ…………だから、さよなら――――おねーちゃん」


 全力で駆け出し、混雑する一階の入り口を避け、階段を駆け上がり、二階から外に飛び降りる。

 ――――目指すは迷宮区、第一層の敵なら好きなだけ無双できる。

 はじまりの街を出て、迷宮区の方角へ一直線に走る――――立ち塞がるモンスターを斬り飛ばしながら。


「――――ちょ、ちょっと待ちなさいってばッ!!」


 ――――振り返ると、彼女が居た――――驚いた。俺の全力疾走に着いて来れるとか、前の世界よりスペック高いんじゃないか?


「…………おねーちゃん、どうしたの? 良く着いて来れたね?」

「――――色々と言いたい事は山ほどあるけど――――君、このまま本当に第百層を目指す気?」

「…………そうだよ? 俺の強さは見たでしょ? 今から迷宮区に向かってレベル上げだよ」

「君もしかして、βテスター? あたしも参加してたけど、君みたいな子、全然噂にならなかったよ?」

「…………へー。おねーさんβテスターだったんだ――――俺も似た様なものかな――――だから心配しなくて良いよ?」

「そう言う訳にも行かないでしょ、君は確かに強いけど、死んじゃったらどうするの?」

「…………別に? 死ぬ時は死ぬんじゃないかな? やりたい事を我慢して死ぬより、やりたい事をやって死んだ方が良くない?」

「それは――――人それぞれだと思うけど――――あたしは君が心配なの」

「…………心配しなくて良いよ? どうとでもなるし」

「とにかく、あたしとパーティー組なさい――――これは決定事項だから!」

「…………無理やり誤魔化そうとしてない?」

「してないわよ」

「…………うん。解った。良いよ――――ただし――――迷宮区まで着いて来れたらね」


 彼女の返事を待たずに全力で走り出す。


「――――ちょっとッ!? 待ちなさい――――待ちなさいってばッ!?」



………………
…………
……


 第一層迷宮区。


 はじまりの街から迷宮区はそんなに遠くは無いが、モンスターがある程度強い為、

 レベル上げやクエストで装備を整える必要があるから遠回りする羽目になる。

 だが、装備やクエストなんて些細な事を気にしなければ、直ぐにでも迷宮区に篭れると言う訳だ。

 あれから徹夜で走り続け、迷宮区の入り口まで辿り着いた――――彼女は――――俺の隣で倒れてる。


「…………夜が明けちゃったねー。まあ、中の安全域で寝れば良
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