没ネタその3 注意マザーズロザリオ二週目・クラディールにまた憑依しました
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ある日、目が覚めたらまた赤ん坊だった。
それから数年が過ぎ、見覚えのある親と見覚えのある家。
俺は間違いなくSAOの世界に生まれ、そしてまたクラディールに憑依したらしい。
前回は此処がSAO世界だと気付いたのは、茅場晶彦が世間に顔を出し始めた中学の頃だった。
だが今回は違う。前回は色々とお節介を焼いたが、今回は好き勝手やらせてもらおうか。
更に数年後。二千十一年。俺はとある場所に来ていた。
主役達も今は四歳〜五歳くらいだ、シリカも生まれて数ヶ月。今の俺を止められる者は茅場ぐらいのものだろう。
まだ生まれてないが言わせてもらおうか。
「ハッピー☆バースデイ。俺のささやかなプレゼントだ」
俺は重力に身を任せ――――――深い眠りについた。
………………
…………
……
どれくらい眠っただろうか? 起きて見れば真っ白い部屋に寝かされていた。
『わたしの声が聞こえますか?』
「あぁ、聞こえてる」
『今そちらに向かいますので、少し待っていて下さい』
男の声が途切れると、白衣を着た――――――いかにもお医者さんと言う様なアバターが目の前に現れた。
「はじめまして、わたしはあなたの担当医で倉橋と言います」
「担当医? 神様じゃないのか?」
「いえいえ。突然の事で驚かれたのでしょう、わたしは神様ではありません。暦とした医者ですよ」
「身体がゲームのCGみたいになってるのはそのせいか?」
「そのとおりです。あなたは今も眠り続けていて、脳に直接アプローチを掛けているんです」
「へー、科学の進歩はすごいな。それで俺に何か用か? 夢から覚めないんで起こしに来たとか?」
「まぁ、そんなところです。 ですがどうです? このまま起きるのは少し損だと思いませんか? もう少し夢の中で遊んで見ませんか?」
「遊ぶのは良いけど、何やって遊ぶんだ?」
「ボードゲーム等、何種類かインストールしてありますから、一緒にやってみましょうか」
それから数年。俺は倉橋医師と白い部屋で過ごした。
倉橋医師は他の仕事が入ると出て行ってしまうので、ボードゲームを広げてCPUを相手に暇を潰したり。
偶にオンラインに接続して倉橋医師以外の人とも遊んだりもした。
白い部屋には両親もやってきて、色々と言われたが特に気にする話は無かった。全て解りきっていた事だったから。
そうやって、俺の時間は過ぎて行った。
……
…………
………………
ゆっくりと目が覚めていく。
夢と現実のまどろみの中、どんな夢を見ていたか
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ