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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第八話 フェイトとアリシア
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レシア「っ…あなた、何者なの!?」
大輔「言ったろ?フェイトの仲間だってな!!」
もう片方の手に魔力刃を作り、プレシアに振り下ろすが、プレシアは咄嗟に後退してかわす。
大輔「サンダーボルト!!」
建物に影響が出ないように調整しながら雷撃を放つ。
煙が晴れると、障壁で拡散砲撃を防御しているプレシアの姿が僅かに見えた。
大輔「(腐っても大魔導師ってことか。どうにか外で戦うことが出来れば…)」
大輔は辺りを見回しながら呟いた。
最悪、壁を吹っ飛ばしてでも…。
大輔「ん?」
煙が少し晴れた際、大輔はプレシアの背後の壁に入り口があった。
大輔「(非常用の出口か?よし!!)」
大輔は煙が完全に晴れる前に背後の壁の入り口に入って行った。
プレシア「くっ!!」
それに気づいたプレシアが慌てて大輔を追い掛ける。































大輔は隠し通路を走り続ける。
そして奥である物を見た。
大輔「これは…フェイト!?」
カプセルのような物にはフェイトにそっくりな少女が入っていた。
大輔がカプセルに近づいて触れようとした瞬間。
プレシア「アリシアに近付かないで!!」
大輔「っ!!?」
追い掛けて来たプレシアの電撃弾の直撃を受け、ダメージは受けなかったが、それでもプレシアの方を向く。
大輔「何で…フェイトが2人…?」
プレシア「フェイトが2人?勘違いしないで、私の可愛いアリシアをあの人形と一緒にしないで」
大輔「人形だと!?」
プレシアの言い方に大輔の顔が怒りで歪んだ。
プレシアは構わず続ける。
プレシア「フェイト・テスタロッサは私が造った人造生命体。フェイトの名は当時のプロジェクトの名残よ」
大輔「何…!?」
プレシア「でも姿形は同じでも、あの子はアリシアではなかった。記憶を与えても無意味だった…。アリシアはもっと素直で明るくていい子だった…いつも私に笑顔を見せてくれた…」
大輔「当たり前だ。記憶を与えても、フェイトの心はフェイトの物だ。アリシアじゃない…」
プレシア「だから私はあんな出来そこないを棄ててアリシアを蘇らせる決意をしたのよ!!」
大輔はプレシアの言葉に急激に怒りが冷めていくのを感じた。大輔「最低だな」
プレシア「何ですって…?」
吐き捨てるように言う大輔にプレシアの表情が歪む。
大輔「確かに子供なら親が自分のために、頑張ってくれたのを喜ぶだろうな。けど、あんたのフェイトを人形扱いするようなやり方をアリシアが知ったらどう思う?」
プレシア「…………」
大輔「……“失望”だ。」
プレシア「…っ!!」
大輔「俺がアリシアの立場ならあんたを軽蔑する。あんたの話が本当ならフェイトはアリシアの妹みた
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