第六章
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「転勤!?」
急にあの時の会話の一部を思い出した。そういえば先生はそんなことも言っていた。
「ああ、鷹田高校にな。あの先生の出身校だろ」
「えっ、そうだったのかよ」
皆それを聞いて驚きの声をあげた。
「あの先生鷹田だったのかよ」
「そうらしいぜ」
「嘘だろ」
「そんなまさか」
「そんなに驚くことか?」
「ていうか信じられねえ」
実に率直な言葉であった。
「それであの堅物さかよ」
「鷹田の女の子って頭いいけど遊び慣れてるからな」
「それは人それぞれだろ。それに先生の頃の鷹田って結構厳しかったらしいぜ」
「そうなのかよ」
「下着の色まで決められてたみたいだな」
「白かベージュだけってか」
「まあそれはそれでいいけどな」
ちなみにこの学校ではそんな校則はない。男のトランクスなぞどれだけ柄があるかわからない。中には何処でこんなものが売っているのかと不思議になる柄まである。
「それに女の子の方が多いとな」
「ああ」
「売れ残るからな、かえって」
「逆に男は選り取りみどりか」
「そういうこった」
「何かむかついてきた」
彼等は自分の気持ちに極めて素直な言葉を述べはじめた。
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