暁 〜小説投稿サイト〜
横浜事変-the mixing black&white-
殺し屋の日常はありふれていて、人間臭いものである(後)
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人?今アンタあたしをこの人扱いした?どんだけバカにすれば気が済むわけ?殺してほしいの?あたしならいつでも殺せる準備出来てるけどどうすんの?こっちは阿久津のジジイが用意してくれたカスタム銃があんのよ!」
「あ、知り合いだったんだ。こいつの名前は玉木鈴奈。チームDのリーダーだけど、普段は俺らと違う活動だから一緒に仕事する事は多分ないよ」
「え、玉木鈴奈、さん?」
「なんか文句あんのクズ。ていうか、あたしを知らないって時点でアンタ山垣学園辞めるべきよね」
「いえ、その……前に赤島さんから聞いた事あるなぁって思って」
「え!赤島さんから!?うっそそれホントに!?もっと詳しく聞かせてよ!あたしあの人すごい好みで……」
「みんな、ちょっといいかな」
ここでようやく大河内が会話の波に終止符を打った。ケンジ達が一斉に彼の顔を見つめる一方、彼は極めて冷静な口調で言い放つ。
「ここが中華街だって事は、勿論覚えてるだろうね?」
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